イチロー氏が3失点完投勝利&4安打 松井秀喜氏は足負傷も衝撃3ラン…レジェンドが躍動

3ランを放ちベンチ前で抱き合う松井秀喜氏(右)とイチロー氏【写真:矢口亨】
3ランを放ちベンチ前で抱き合う松井秀喜氏(右)とイチロー氏【写真:矢口亨】

4年連続の完投…松井氏は足を負傷するアクシデント

「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」の一戦が23日に東京ドームで行われ、KOBE CHIBENが17-3で勝利した。「1番・投手」で出場したイチロー氏が打っては4安打、投げては完投した。松井秀喜氏も3ランを放つなど、初開催の2021年から4年連続での勝利となった。

「1番・投手」で出場したイチロー氏は、初回にまさかの3失点。1死から井戸穂花外野手(東海大静岡翔洋)に左翼・松坂大輔氏の頭を越える二塁打を浴び、中継が乱れる間に三塁へ進まれた。続く山下来々杏外野手(履正社)は中前にポトリと落ちる適時打、西本夢生内野手(履正社)も中前打でつなぎ、原田京佳内野手(広陵)に左中間を破る2点三塁打浴びた。4回目の対戦で、初めて先取点を許した。最速は137キロだった。

 その裏の第1打席では右前打を放ち、その後三塁へ。松井秀喜氏の押し出し四球で生還した。2回無死二塁での第2打席では一ゴロ。4回先頭の第3打席では初球を右中間へ運び二塁打とした。5回2死での第4打席では空振り三振に倒れた。

 7回2死走者なしでの第5打席は右翼へ運び、快足を飛ばして二塁を陥れた。1試合3安打は高校女子選抜戦では初となった。9回2死二塁での第6打席では三遊間を破る適時打を放った。

 今回初参加した松井氏は「4番・中堅」で出場。初回の無死満塁での第1打席では初球を豪快に空振りし、その後四球を選んだ。2回の守備からは三塁に就き、3回先頭の第2打席でも四球。その後二塁に進むも、右足を負傷したとみられ、臨時代走が送られた。4回の第3打席では痛烈な打球を二塁手が捕球できず、安打を記録。ここでも臨時代走が送られた。6回1死での第4打席、8回の第5打席では四球。8回の第6打席では、右翼席へ3ランを放ち、イチロー氏と抱き合った。

 イチロー氏は、試合前の打撃練習では計16スイングで2本の柵越えを披露。その後はフェンス付近で約80メートルの遠投を行い、試合前ノックでは右翼から本塁へノーバウンドのレーザービームを披露し、場内を沸かせた。

 2021年は、9回147球を投げ完封勝利。2022年は9回131球を投げ、2安打1失点14奪三振で完投勝利。昨年は116球5安打9奪三振で完封し、女子選抜との試合で初めてとなる安打をマークするなど4打数2安打だった。

(Full-Count編集部)

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