大谷翔平がすごすぎて…二刀流再開時に“疑問”の声 恩師が持論、50-50再現の異常さ
元エンゼルス監督のマドン氏が大谷の今後について私見を述べた
ドジャース・大谷翔平投手が「53本塁打&55盗塁(53-55)」と誰も歩んだことのない道を突き進んでいる。かつてエンゼルスで監督を務めたジョー・マドン氏が、大谷の外野手でのポテンシャルなどに言及し「私なら彼を捕手以外ならどこでも起用する」などと述べた。
2020年から2022年途中までエンゼルスを指揮したマドン氏は、MLBネットワークの番組「MLBナウ」に登場。司会のブライアン・ケニー氏から「彼はもしかしたら60-60を達成するかもしれないが、彼が外野を守っていたら、どうなっていただろうか? この先、ショウヘイ・オオタニにどのくらい投手をしてほしいと思うだろうか?」と質問を投げかけられた。
マドン氏は「要するに、しばらくの間我々は彼の投球を見ていないから、彼の投球がどれ程ダイナミックなものかについて、忘れてはいけないということ。私の考えでは、彼は投打両方をやり続けたいと思っているだろう」と私見を述べた。
さらに「毎日左翼手としての出場に関するあなたの質問に答えるとすると、彼は毎年球宴に選ばれるだろうし、将来的に殿堂入りするような選手だろう。もし彼が左翼や右翼を毎日守っていたら、(今年と)まさに同じような活躍になっているだろう」。外野手として打者に専念させても今季に匹敵する成績を残すと語った。
マドン氏はそれでも「彼は投げたい思いがあるだろう」という。「そしてここ1年彼の投球を我々は見ていない。だからそれがどれ程ダイナミックなものかを、忘れちゃダメなんだ。彼は(二刀流を続ける限り)投手としての時間を費やす必要があるため、攻撃面での貢献度が落ちるかもしれない。投手として彼が持つインパクトがそれをどう補うか。その方程式がどういう形になるか私にはわからない」と伝えた。
そこでケニー氏は「彼は外野を守れる? 外野を守るところを見たことのあるのでしょうか?」と問うと、マドン氏は「打撃練習でなら見たことがある。非常に足が速いし、ロングストライド。彼には野球に対する生まれ持った精神的な才能というものがある。私なら彼を捕手以外ならどこでも起用するだろう。彼なら(捕手以外なら)どんなポジションでも守れるだろうし。(野手として)ゴールドグラブ級の動きができるだろう」と語った。
今季は打者専念したことで圧倒的な成績を残しているからこそ、元監督として投打二刀流が復活した際の打撃への影響が気になるようだ。
(Full-Count編集部)