大谷翔平の50号記念球行方は「興味深い」…同僚語る心境 球団の高額提示“拒否”で競売へ
ド軍のマンシーが米メディアに語った
ドジャース・大谷翔平投手が前人未到の「50本塁打&50盗塁(50-50)」達成を決めた19日(同20日)の50号の本塁打記念球をめぐり、マックス・マンシー内野手がボールをキャッチした男性ファンについて「興味深いテーマだよね。彼らは何を要求するのか」と語った。
マンシーは23日(日本時間24日)に米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」が投稿した映像に登場した。記念球をキャッチした男性に対し、ドジャースが30万ドル(約4335万円)を提示したが、ファンは交換に応じなかった経緯があることから、司会のAJ・ピアジンスキー氏がジョーク混じりに投げかけた。
「50号のボールをキャッチした人が家に持ち帰ったけど、不満に感じた? その男性からボールを買い取るために、ドジャースはカンパを募る? ショウヘイは今シーズン200万ドル(約2億8900万円)しか稼いでいないから、彼が買い取れるかわからないからね! ムーキー(ベッツ)が数ドル入れて、フレディ(フリーマン)は10ドル(約1400円)でいいかな。君も数ドル入れたらいいと思う!」
これにはマンシーも「ショウヘイは大丈夫だと思うよ。フィールド内では200万ドルだけかもしれないけど、副収入はそれを優に超える額を稼いでいるからね」と笑った。
自身がゲットする立場なら「どう思うかは想像できない」
大谷は昨年12月にドジャースとプロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約997億円)で契約に合意。大谷の提案で年俸の97%にあたる6億8000万ドル(約981億円)が後払いとなり、今後10年間の年俸はわずか200万ドル(約2億8900万円)という異例の契約内容となっている。しかし4日(同5日)にオーディオブランド「Beats」の公式アンバサダーに就任したことが発表。されるなど、副収入だけでも100億円超と指摘されている。
おどけたマンシーだったが、すぐに真顔になり「でも、興味深いテーマだよね。彼らは何を要求するのか、(実際に)何が欲しいのか、それが(実際に)妥当なのかとか。私が正解にたどり着くことはないと思うよ」と心情を吐露した。
「ボールでお金儲けをすることが唯一の目的であれば、最大限貰えるようにやるべきことをやらないといけない。もし、あなたが歴史の一部になりたいと思って(球場に)来たのなら、また違った答えになる。私が正解にたどり着くことはないよ。私がその状況になったことがないし、もし自分が50号や60号などの記録に残るボールをキャッチしたら、そのとき実際にどう思うかは想像できないよ」
選手目線で思いを語った。現時点で50号球は米オークションサイト「Goldin」に出され、期間は27日の東部時間午前12時(同28日午前1時)から入札が始まるという。
(Full-Count編集部)