史上2人目の快挙へ…大谷翔平に迫る“ジャッジの壁” 16戦0HRから猛逆襲の脅威

ドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:荒川祐史、ロイター】
ドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:荒川祐史、ロイター】

後半戦HR王&盗塁王ならメイズ以来史上2人目の快挙

【MLB】ドジャース 11ー4 ロッキーズ(日本時間28日・デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地・ロッキーズ戦で54号3ランと57盗塁をマークし「54本塁打&57盗塁(54-57)」に伸ばした。5打数4安打4打点の大暴れ。3冠王を射程圏内に捉えているが、ウィリー・メイズ以来69年ぶりの偉業が目前に迫っている。

 この日、「1番・指名打者」で出場し、まずは2回1死一、二塁で迎えた第2打席で右前適時打を放つと、1死一、三塁の場面で二盗に成功。イチロー氏が2001年にマークした日本選手シーズン最多の56盗塁を更新する57盗塁をマークした。

 4点リードの6回無死二、三塁で、打った瞬間にそれとわかる右越え弾。58発でメジャートップを走るアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)に4本差に迫った。打球速度103.4マイル(約166.4キロ)、飛距離436フィート(約132.9メートル)、角度34度の豪快弾に敵地は騒然。異例のMVPコールが沸き起こった。

 大谷は後半戦で25本塁打、34盗塁をマークしている。これは共にメジャートップとなっている。スポーツの統計分析会社「エライアス・スポーツビューロー」によると、1933年に初球宴が開催されて以降、後半戦に本塁打と盗塁でメジャートップに立ったのはメイズのみとなっている。

 ライバルの動向を見るとジャッジが26日(同27日)までに5試合連発を放ち後半戦24本塁打。8月26日(同27日)から16試合ノーアーチと急ブレーキががかった時期もあったが、後半戦で見ると大谷と1本差となっている。残り2試合。偉業達成に期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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