大谷翔平の3冠王へ…指揮官が予期した“2か月前”「目標は打率3割のように感じた」

試合前の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合前の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

敵地・ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場

【MLB】ロッキーズ ー ドジャース(日本時間29日・デンバー)

 ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地・ロッキーズ戦で54号を含む今季4度目の1試合4安打の固め打ちを見せた。54本塁打と130打点は独走状態で、打率.309はリーグ2位に浮上。メジャー12年ぶりの3冠王も視界に捉えている。デーブ・ロバーツ監督は「1か月前くらいかな。もしかしたら、2か月前かもしれない。打率がよくなってきて、ここ数日も息を吹き返したようだ」と、後半戦になって3冠王の可能性があるのではと感じたという。

 28日(同29日)の敵地・ロッキーズ戦前の取材に応じたもの。大谷の3冠王の可能性について聞かれたロバーツ監督は、一番のネックとされた打率面での“変化”を感じたという。

「いつだったかわからないけど、ヒットを量産し始めて打率3割に近づいたとき、彼の次の目標は打率3割を達成することのように感じた。(具体的に言うと)ヒットを打つためにレフト方向に打ち始めたとき、速球を飛ばすのではなく、時に低い打球を打とうする意思を感じたことがあった」

 大谷はシーズン序盤は打率トップに立っていたが、8月11日(同12日)の本拠地・パイレーツ戦で6打数1安打に終わり、初めてシーズン打率が3割を下回った。その後もなかなか率を上げられずにいたが、9月22日(同23日)の本拠地・ロッキーズ戦で5打数4安打を放ち、シーズン終盤で再び3割の壁を突破した。

 大谷は28日(同29日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場する一方で、打率トップのルイス・アラエス内野手(パドレス)はこの日スタメンを外れた。逆転するにはこの試合で5打数5安打が必要となる。指揮官も期待する3冠王へ――大谷の活躍に期待が集まる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY