衝撃の.706…大谷に「どう投げればいいのか」 元同僚驚愕、完璧投球でも「打たれる」

54号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
54号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

2021年にエ軍で共にプレー…AJ・ラモス氏が語る大谷翔平

【MLB】ドジャース 11ー4 ロッキーズ(日本時間28日・デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)の敵地・ロッキーズ戦で54号3ランを放つなど、5打数4安打4打点。54発&130打点はリーグ断トツで、打率.309は1位のルイス・アラエス内野手(パドレス)に5厘差に迫っている。2021年にエンゼルスで一緒にプレーしたAJ・ラモス氏は「彼が今打席に立っていたら、どう投げればいいのか分からない」と語っている。

 38歳のラモス氏はメジャー通算381登板で17勝18敗99セーブ、防御率3.04をマークした。2021年はエンゼルスで4試合に登板。2022年は招待選手としてエンゼルスのキャンプに参加していたが、右肩関節唇を損傷し、同年4月で引退した。

 デジタルラジオ局Sirius XMのチャンネル「MLBネットワーク・ラジオ」は公式X(旧ツイッター)で、ラモス氏の大谷に関する発言を紹介。3打数2安打だった25日(同26日)の本拠地・パドレス戦での打撃を見て「彼が今打席に立っていたら、どう投げればいいのか分からない」と語った。

 速球で内角を攻めると、「嫌がって打席から外れる」と指摘。次に外角低めに投じると「(攻め込む)空間ができたように見えた」とするが、「彼のスイング軌道は長ーーい間(捉えられる)ゾーンがあるように見えるから、完璧な投球をしないと捉えられてしまうんだ」と述べる。

 さらに「彼にはとんでもないパワーがあるからね。次の球を内角(の厳しいコース)に投げ切らなければいけない。なぜなら、彼は素早く(バットの)ヘッドを走らせて(対応できる)からだ」と説明する。「彼に対しては完璧に投球しないといけない。そうしないと捉えられてしまう。完璧に投げられたとしても、まだ彼に打たれる可能性は十分にあるけれどね」とも語った。

 ラモス氏はエンゼルス時代、「1日だけ入れ代われるなら誰?」という質問に、「オオタニ」と回答していた。6打数6安打3本塁打10打点をマークした19日(同20日)のマーリンズ戦から8試合で打率.706(34打数24安打)、6本塁打20打点をマーク。さらに進化を遂げた大谷を打ち取るには、打ち損じを期待するしかないのかもしれない。

(Full-Count編集部)

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