“幻の60盗塁”に米放送局が失望 大谷翔平への判定に「なんという期待外れ」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

大谷翔平の60盗塁は“幻”となっていた

【MLB】ドジャース 2ー1 ロッキーズ(日本時間30日・デンバー)

“幻”の60盗塁を悔やむしかなかった。ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)に行われた敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、8回の第4打席で右前打を放った。直後に重盗の一塁走者として二盗に成功。今季59盗塁とした。

 ドジャース移籍1年目を「54本塁打&59盗塁(54-59)」でフィニッシュ。レギュラーシーズン最終戦で“幻”がうっすらとよぎった。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」では実況のスティーブン・ネルソン氏が「ドジャースは(8回に)ボークでリードを奪ったので、これはいいボークです。でも、昨日は悪いボークがありました」と紹介を始めた。

 前日28日(同29日)の同戦で大谷は5回に今季58個目の盗塁をマークしたかと思われたが、投手のボークに記録が訂正された。不運な「-1」で、今季は59盗塁に終わってしまっただけにネルソン氏は「ショウヘイ・オオタニは問題なく(悠々と)盗塁を決めたのに、ボークが宣告されたので盗塁は記録されませんでした。だから、盗塁は60ではなく、59です」と言及した。

 解説のエリック・キャロス氏は「60盗塁できないなんて、なんという失望のシーズンなんでしょう。なんてこった。なんという期待外れなんでしょう」と誇張気味に失望。さらにキャロス氏は「あなたは正しいです。彼は昨日盗塁を決めていたんです。彼が走り続けたので、ボークになってしまったんです。私たちの心の中では、60盗塁にしましょう」と最後は穏やかに見守った。

(Full-Count編集部)

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