大谷翔平、日本人初のトリプルスリー達成 打率.310&54本塁打&59盗塁…史上26人目偉業
敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場…第4打席で右前打
【MLB】ドジャース 2ー1 ロッキーズ(日本時間30日・デンバー)
ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打1盗塁をマークした。シーズン最終戦を終え、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036でフィニッシュ。日本人では初となるトリプルスリーを達成した。
最終戦まで首位打者の可能性を残して迎えた一戦。注目の第1打席はニゴロに倒れた。第2打席は中前に抜けそうな当たりだったが、シフトに阻まれて遊ゴロに。第3打席もニゴロ。しかし1-1で迎えた8回1死一塁の第4打席、右腕ボドニックの99.3マイル直球(約159.8キロ)を捉え、右前に運んだ。直後には重盗に成功し、今季59盗塁目を記録した。
今季成績は159試合に出場し、54本塁打、130打点、OPS1.036などでリーグトップが濃厚。打率.310、59盗塁と合わせて日本人初のトリプルスリーを達成した。メジャーでは過去に25人、延べ29人が達成。最近では昨年ロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)が達成している。大谷が史上26人目の偉業達成となった。
首位打者争いでは、ルイス・アラエス内野手(パドレス)が敵地・ダイヤモンドバックス戦で3打数1安打。打率.314に上げ、3年連続の首位打者をほぼ手中に収めた。打率リーグ3位のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)が30日(同10月1日)にメッツとのダブルヘッダーを残しているが、現時点で大谷は打率リーグ2位となっている。
打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」まで達成した。さらに3割、30本、30盗塁の「トリプルスリー」も日本人として初めて達成。2年連続2度目の本塁打王、日本人選手初の打点王の座は確実と言える状況だ。
(Full-Count編集部)