大谷翔平の「3冠王速報の心配がなくなった」 米メディア一斉報道も…遠ざかる偉業

ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

第2打席まで大谷とアラエスは無安打

【MLB】ロッキーズ ー ドジャース(日本時間30日・デンバー)

 運命の最終戦に注目が集まっている。ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日、)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。主要タイトル争いでは54本塁打、130打点でリーグ2冠を独走しているだけでなく、打率もリーグ2位に入っており、3冠王への期待もかかる。第1打席から米メディアは一斉速報する加熱ぶりだ。

 大谷は前日の同カードで5打数2安打で打率.310に上げた。首位打者のルイス・アラエス内野手(パドレス)と4厘差になっている。依然としてアラエスが有利な状況ではあるものの、仮に2人が最終戦で4打席に立つ場合、大谷は3安打以上が必要。大谷が4打数3安打(.313)、アラエスが4打数無安打(.312)なら逆転し、5打席の場合は、大谷が5打数3安打(.312)、アラエスが5打数無安打(.311)で逆転する。

 メジャー12年ぶりの3冠王か、史上10人目の3年連続の首位打者誕生となるか。日本のみならず、両者の動向は注目の的。同時刻で最終戦は開催され、アラエスも敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・一塁」で先発出場した。注目の第1打席、アラエスは三振に打ち取られると、大谷もニゴロに倒れ“痛み分け”となった。そして第2打席もともに凡退。

 1打席毎に状況が変わる争いに米メディアも一斉速報だ。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は自身のX(旧ツイッター)で打席結果をそれぞれ投稿し、大谷が2打席目でアウトになると「アラエスは3年連続の首位打者に向けて極めて有利な立場にいる」と言及した。また、地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のドジャース番ビル・プランケット記者も速報し、大谷の2打席連続凡退後には「3冠王速報の心配がなくなった」とした。地元メディア「ドジャー・インサイダー」は両者の打率を毛の部分まで記載していた。

【実際の様子】最終戦で凡退…大谷翔平がベンチで見せた悔しそうな表情

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