西武戦力外の陽川「目立った活躍ができなかった」 大量9人に通告…全選手のコメント
伊藤翔、大曲錬、ブランドンら…9選手に戦力外通告
西武は2日、陽川尚将内野手、大曲錬投手、浜屋将太投手、粟津凱士投手、伊藤翔投手、赤上優人投手、ブランドン内野手、高木渉外野手、ジョセフ外野手の計9人に来季の契約を結ばない旨を発表した。
球団が発表した本人のコメントが以下の通り。
○浜屋将太
「チームやファンの皆さまの期待に応えられず苦しい時期もありましたが、岡田(雅利)さんと初めてバッテリーを組んだとき『浜屋が持っているものを出せばいいよ』という言葉に支えられ、思うような投球ができたことは一番の思い出です。入団当初は無観客での試合だったので、コロナ禍が明けて、ファンの皆さまの声援の中でプレーできたときの感動は今でも忘れません。とても熱い思いを感じました。これまで応援ありがとうございました。今後については未定です」
○大曲錬
「初登板は緊張しすぎて記憶にないのですが、とても印象に残っている試合です。その後は思うような投球ができず、結果を求めすぎてしまったために、苦しい時期がありました。そうしたなかでも、自主トレを一緒にしている今井(達也)とは遅くまで野球の話をたくさんして、プロ野球選手として、濃い時間を過ごすことができました。ファンの皆さんの期待に応えられず申し訳ない気持ちです。応援ありがとうございました。今後については未定です」
○粟津凱士
「チームに貢献したいという気持ちに反して、体が言うことをきかず、辛い野球人生でしたが、チームメートと過ごした時間は宝物です。1軍での初登板が一番印象に残っていて、失点してしまいましたが、またがんばろうと思える登板でしたし、なによりあの時の声援が忘れられません。ファームにいる時間も長く、活躍していなくても応援してくださるファンの皆さまには感謝の気持ちしかありません。これまでありがとうございました。今後については未定です」
○伊藤翔
「2018年、2019年とリーグ優勝できたことは良い思い出ですが、ここ数年のリハビリ期間の方が記憶に残っています。そうしたなかでも一番印象に残っているのは初先発した試合です。地元開催で家族や友人が多く観戦に来てくれたなかで勝てたことはとてもうれしかったです。ファンの皆さまへ感謝の気持ちでいっぱいです。手術をしたときから『復帰待っています』というコメントが多く、とても支えられました。ありがとうございました。今後については未定です」
○赤上優人
「昨年、戦力外通告を受けて育成選手として再契約したとき、今年1年が最後の勝負だと思って過ごしてきました。そうしたなかでも今年1年しっかり投げきることができたのは自信になりましたし、集大成だったと思います。一番印象に残っているのは、今年の8月20日ロッテ浦和球場で行われた試合での安田(尚憲)選手への初球です。アウトコースの直球でしたが、1軍で活躍する選手から見逃しをとれたことがうれしかったですし、プロ野球人生で一番の球でした。どんなときでも声掛けしてくださったファンの皆さまに、良い投球を見せられなかったことが心残りです。これまで応援ありがとうございました。今後については未定です」
○陽川尚将
「阪神タイガースと合わせて11年間、1軍で目立った活躍をすることができなかったのですが、いつでも温かい声援を送ってくださるファンの皆さまに支えられてここまでやることができました。足が震えたタイガースでの初打席、そしてライオンズに移籍してからも、これまで応援いただいた多くのファンの皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。今後については未定です」
○ブランドン
「とにかくまた支配下選手になるんだという強い思いで練習してきました。今季は春季キャンプからオープン戦まで結果を残せていたにも関わらず、怪我が続いてしまい、活躍し続けることができなかったことが悔しいです。入団当初から応援していただいたファンの皆さまの期待に応えられず申し訳ありません。ありがとうございました。今後については未定です」
○高木渉
「育成選手のときから7年間、本当に多くの方にお世話になりましたが、期待に応えられず申し訳ない気持ちです。1軍でたくさんチャンスをいただいたにも関わらず、そのチャンスを掴めなかったのは、自分の実力不足だと感じています。1軍での初ホームランは地元・福岡で打てたこともあって、今でも忘れられません。これまで応援ありがとうございました。今後については未定です」
○ジョセフ
「左で打ち始めたり、内野の練習をしたりと初めてのことばかりでしたが、野球の楽しさを存分に味わった4年間でした。印象に残っている試合がいくつかあるなかでも、左打席で打ったホームランや、二塁手、遊撃手として出場した試合は特に印象に残っています。4年間という短い間でしたが、応援ありがとうございました。ファームに来てくださった地元・三重県のファンの方には特に感謝を伝えたいです。今後も野球を続けていきたいと思っています」
(Full-Count編集部)