鷹・小久保監督が新人監督新記録の91勝 挨拶で牧原大の第2子誕生をサプライズ発表

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】

過去90勝は2002年の西武・井原監督と2015年のソフトバンク・工藤監督が記録

■ソフトバンク 1ー0 ロッテ(4日・みずほPayPayドーム)

 ソフトバンクは4日、ロッテ戦(みずほPayPayドーム)に1-0で勝利した。先発の大津亮介投手が6回無失点の好投で7勝目を挙げた。6回に栗原陵矢内野手が放った20号ソロが決勝点になった。これがシーズン最終戦。小久保裕紀監督は、新人監督として最多勝利数を更新する91勝目を挙げた。

 それでも試合後の囲み取材で小久保監督は「それが目標じゃないので別に。あまり大した感想はありません」と淡々。「優勝が決まってからは、昨日も申し上げましたけど、全部が勝つつもりの采配ではなかったんでね」。クライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージ、日本シリーズと前を見据えていた。

 囲み取材が終えると本拠地でのセレモニーに登場。マイクの前に立つと「まず報告させてください。牧原大成の第2子となる長男が生まれました。大成おめでとう。病院で出産に立ち会って、試合でセカンドを守って。大変な職業ですね」とサプライズ発表で笑わせた。

 さらにタイトル獲得濃厚な選手の名前を挙げ、祝福。41盗塁の周東に対しては「佑京の能力からして大谷翔平より少ないのは監督しては納得していません」と愛のあるイジリも披露した。

 春先から首位を守り続け、9月23日のオリックス戦(京セラドーム)でリーグ優勝を決めた。5月31日から柳田悠岐外野手が右ハムストリングを痛めて長期離脱するも、若手を積極起用しながらその穴を埋めた。143試合を終えて91勝49敗3分け。堂々の成績で、指揮官1年目を戦い抜いた。

 過去の記録は2002年に西武の伊原春樹監督、2015年にソフトバンクの工藤公康監督が記録した90勝だった。

(Full-Count編集部)

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