戦力外が早くも50人超え 巨人元ドラ1左腕や2年連続通告も…未発表は5球団

ヤクルト・嘉弥真新也(左)と巨人・高橋優貴【写真:小池義弘、中戸川知世】
ヤクルト・嘉弥真新也(左)と巨人・高橋優貴【写真:小池義弘、中戸川知世】

9月30日から始まった「第1次通告期間」で7球団から57人が戦力外に

 9月30日から始まった「第1次通告期間」で、5日までに7球団から57人が戦力外通告を受けた。5球団からの発表はまだないが、これまでに元ドラフト1位や2年連続の通告を受けた選手もいる。

 巨人ではこれまでに10人が通告された。戦力外となった高橋優貴投手は八戸学院大から2018年ドラフト1位指名で巨人に入団。プロ1年目から18先発して5勝7敗、防御率3.19を記録し、2021年にはリーグ最多の26試合に先発して11勝をあげたが、2022年9月に左肘の手術を受け、オフに育成再契約を結んだ。昨年4月に支配下に復帰したものの、6試合で0勝1敗、防御率5.14。今季は1軍登板がなかった。

 鈴木康平投手や菊田拡和内野手、育成では小沼健太投手、笠島尚樹投手、山崎友輔投手、川嵜陽仁投手、前田研輝捕手、加藤廉内野手、岡本大翔内野手の7人も通告を受けた。

 ヤクルトは嘉弥真新也投手、尾仲祐哉投手、三ツ俣大樹内野手の3人と育成の近藤弘樹投手、下慎之介投手、嘉手苅浩太投手、フェリペ捕手の計7人が通告されている。ソフトバンク時代の2017年から6年連続50試合以上に登板していたベテラン左腕の嘉弥真は、昨季にソフトバンクを戦力外となり、ヤクルトに入団。開幕こそ1軍スタートを切ったが、9試合の登板で防御率14.54の成績で2年連続の戦力外となった。

 近藤は2017年ドラフト1位で楽天に入団。2020年に戦力外通告を受け、2021年に育成契約でヤクルトに入団。1度は支配下選手登録されるも、2022年オフに戦力外通告を受け、再び育成選手となっていた。

オリックスは戦力外を通達した4選手に育成契約を打診したと見られる

 DeNAは10人に通告を行った。大田泰示外野手、西浦直亨内野手、三浦銀二投手、高田琢登投手、楠本泰史外野手を戦力外に。また、育成ではウィルニー・モロン投手、アレクサンダー・マルティネス投手、小深田大地内野手、村川凪外野手にも通達されている。

 阪神は加治屋蓮投手、岩田将貴投手、片山雄哉捕手、遠藤成内野手、高濱祐仁外野手の5人に通告した。岩田は2020年ドラフト育成1位で入団。2022年に支配下選手登録されたが、プロ入り4年間で1軍登板はなかった。遠藤は2019年ドラフト4位で入団。今季はウエスタン・リーグ1位の出塁率.392、2位の30盗塁と飛躍したものの、1軍での出場機会に恵まれなかった。

 西武は9人に戦力外を伝えている。陽川尚将内野手、大曲錬投手、浜屋将太投手、粟津凱士投手、伊藤翔投手、赤上優人投手、ブランドン内野手、高木渉外野手、ジョセフ外野手の計9人。大曲は福岡大準硬式野球出身で2020年ドラフト5位で西武に入団。昨季は10試合に登板したが、今季は1軍登板がなかった。

 オリックスは村西良太投手、河内康介投手、前佑囲斗投手、宜保翔内野手に戦力外を通告。4人には育成での再契約を打診していると見られる。育成では中田惟斗投手、上野響平内野手、平野大和外野手、木下元秀外野手の4人が通告され、計8人となっている。

 楽天は8人に通告。清宮虎多朗投手、高田孝一投手、吉川雄大投手は、櫻井周斗投手の4人に加え、小峯新陸投手、竹下瑛広投手、柳澤大空、大河原翔外野手に来季の育成契約を行わない旨を伝えたことを発表している。

(Full-Count編集部)

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