大谷翔平、第3打席はバット折りながら中前打 雄叫び1号→同点生還に本拠地大歓声
第2打席で3ラン、第3打席は中前打で好機拡大→同点のホームイン
【MLB】ドジャース ー パドレス(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・指名打者」で出場。第1打席は左飛に倒れたが、第2打席でプレーオフ初本塁打となる3ラン。第3打席は中前打で出塁した。
大谷の躍動が止まらない。第2打席で弾丸ライナーの一発を放つと、第3打席はバットを折りながら中前打で出塁した。2点を追う1死一、二塁で左腕モレホンから中前に落とした。満塁とチャンスを拡大し、暴投で1点差に迫った。さらに2死満塁でテオスカー・ヘルナンデスが右前適時打。三走・大谷が同点のホームを踏み、二走のムーキー・ベッツ内野手が勝ち越しのホームを踏んだ。
3点を追う2回2死一、二塁の第2打席で初本塁打。先発右腕シーズがカウント2-1から投じた96.9マイル(約156キロ)の高めを捉え、右翼席へ叩き込んだ。打球速度111.8マイル(約179.9キロ)、飛距離372フィート(約113.4メートル)、角度25度の弾丸ライナーだった。プレーオフでの本塁打は日本選手7人目。2012年のイチロー以来、12年ぶりの一発だった。
大谷は今季、リーグ2位の197安打を放ち、134得点&出塁率.390は同1位だった。シーズン途中から1番を任され、54発でタイトルを獲得した本塁打だけではなく、高い出塁率でチームを牽引した。メジャー7年目で初出場のプレーオフでも本塁打の後に出塁。その役割をきっちり果たした。
盗塁数もリーグ2位の59。イチロー氏が2001年に記録した日本選手最多の56を更新した。失敗は4度で、7月23日(同24日)のジャイアンツ戦から36回連続成功させてレギュラーシーズンを終えた。成功率は驚異の93.7%だった。
打点も得点も稼ぐ大谷。7年目で初出場のプレーオフでも、頼りになる存在だ。
(Full-Count編集部)