大谷翔平、PO初本塁打を含む2安打3打点 山本由伸3回5失点も…ド軍が逆転勝ちで先勝

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

日本選手のPO本塁打は2012年イチロー以来12年ぶり7人目

【MLB】ドジャース 7ー5 パドレス(日本時間6日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・指名打者」で先発出場。2回にポストシーズン1号となる同点3ランを放つなど5打数2安打3打点の活躍を見せた。チームは3点差をひっくり返す逆転勝ちを飾った。

 流れを変えるには十分だった。3点を追う2回2死一、二塁。右腕シーズの98マイル(約157.7キロ)、内角フォーシームを振り切った。あっという間に右翼スタンドへ飛び込むポストシーズン1号は同点3ランとなった。大谷はバットを放り投げて何度も雄叫び。本拠地はMVPコールの大盛り上がりだった。

 日本選手のポストシーズン本塁打は2012年イチロー(ヤンキース)以来12年ぶり7人目。ポストシーズン出場1試合目での本塁打は日本人初めてだ。打球速度111.8マイル(約179.9キロ)、飛距離372フィート(約113.4メートル)、角度25度だった。

 2点を追う4回1死一、二塁では中前へ落とす一打でマルチ安打をマーク。テオスカー・ヘルナンデスの逆転2点打を演出した。初回先頭は左飛に倒れ、6回先頭と8回1死二塁は空振り三振に倒れた。

 打者に専念した今季は54本塁打、130打点でリーグ2冠。前人未到の「54本塁打&59盗塁(54-59)」をマークした。エンゼルス時代を含めてメジャー7年目で初出場。「ここまで来るとシーズンの成績、数字は意味がない」と意気込んでいた大舞台で結果を出した。

 山本由伸投手は3回5安打5失点だった。立ち上がりは不安定な制球が安定せず、初回にマチャドに左中間2ランを浴びるなど3安打3失点。初登板初勝利はならなかった。

 4回から救援した2番手の元広島ブレイシアから必死の継投リレー。ワイルドカードシリーズで2連勝したパドレスの反撃をかわした。2022年の地区シリーズから続いたポストシーズンの連敗を6で止めた。

(Full-Count編集部)

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