ジャッジは「MVPじゃない」 大舞台で止まるバット、米絶望の最悪数値“34.3%”

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

地区S第2戦に「3番・中堅」で出場も…第1打席は空振り三振

【MLB】ヤンキース ー ロイヤルズ(日本時間8日・ニューヨーク)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は7日(日本時間8日)、本拠地で行われたロイヤルズとの地区シリーズ第2戦に「3番・中堅」で出場。第1打席で空振り三振に終わった。プレーオフでは通算70個目の三振。米メディアによると、プレーオフ史上“最悪記録”を樹立したという。

 第1戦は4打数無安打3三振に終わり、休養日を迎えての第2戦。無死一、二塁でジャッジに第1打席が回ってきた。しかし左腕コール・レガンスに対し、カウント1-0から3球連続で空振り。あっけなく三振に終わり、本拠地はため息が漏れた。

 ジャッジが三振となると、米メディアは“不名誉な記録”が作られたことを報じた。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」は自社X(旧ツイッター)を更新し、「放送局によれば、アーロン・ジャッジはポストシーズンで200打席以上の選手で最も高い三振率を記録している」と紹介。また、「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏も自身のXで「アーロン・ジャッジは今年のポストシーズンで5打数無安打4三振。彼はプレーオフで三振率35%だ。200打席以上で最も高い」と伝えた。

 ジャッジはこの日の第1打席が通算204打席目、そして自身70個目の三振だった。三振率は実に34.3%を記録している。この投稿を見た米ファンからは「10月のジャッジがやってきた」「酷い」「スタメンから外せ」「毎回プレーオフになるとジャッジが消える」「MVPじゃない」などと辛辣な声が寄せられている。

 ジャッジは今季158試合で58本塁打、144打点、OPS1.159、本塁打率9.64など“メジャー9冠”を達成。今季の長打率.701は2004年のバリー・ボンズ(.812)以来20年ぶりの高水準を記録し、歴史的な活躍を見せた一方で、やや苦手としているプレーオフではまだ本領を発揮できていない。

(Full-Count編集部)

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