大谷翔平は「かなり普通」 ド軍同僚が明かす日常…崩さぬ自然体「少年のような健全さ」
英紙「ザ・ガーディアン」が、大谷についてド軍同僚らの取材記事を掲載
ドジャースの大谷翔平投手は移籍1年目の今季、レギュラーシーズンで前人未到の「54本塁打&59盗塁(54-59)」をマーク。本塁打&打点の2冠王に輝いた。初のプレーオフでも5日(日本時間6日)のパドレスとの地区シリーズ第1戦で3ランを放つなど、衝撃的な活躍を続けている。英紙「ザ・ガーディアン」は「謙虚で究極の普通である大スターが、どのようにして野球界最高の舞台に辿り着いたのか」との見出しで大谷の特集記事を掲載している。
異次元の成績を残した大谷だが、記事はさらに特別な存在にしているのは「フィールド外やクラブハウスでの態度だ」として、ディノ・イーベル三塁コーチのコメントを紹介。「彼は自分に多くの注目が集まっていることを知っているだろうけど、振る舞いを見ると、そんなことを全く感じさせない。誠実で素晴らしい人間だ」と語っている。
さらに、チームの誰もが大谷について「謙虚」と語ると説明。「野球という枠を超えたセレブリティとなった。非常にハンサムだが、少年のような健全さを感じさせる。彼は完璧な現代のスーパースターだ。ユニホームを売るために研究室でカスタムメイドされたかのようだ」と評している。
記事は同僚選手のコメントも紹介。マックス・マンシー内野手は「大人の体をした小さな子どもだ」と語る。「彼は物事をあまり真剣に受け止めず、楽しむことが好きなんだ。いつも笑顔で冗談を言おうとしている。野球について何も知らない人は、その振る舞いから彼を大物だとは思わないだろう」とも述べたという。
大谷同様に今季ドジャースに加入し、仲が良いことでも知られるテオスカー・ヘルナンデス外野手は「話をするといつも楽しくなるタイプの人間だ。彼はよく冗談を言うし、いいヤツだよ」と評する。さらに「みんな寡黙でまじめと思っているようだけど、正反対だと思っている」とした上で「彼がここにいる時は集中しているけどね」とフィールドを指さした。ディノ・イーベルコーチも「(フィールドに)出てくる時は、今は集中している、これが自分の仕事だという感じに見える」と感心している。
地に足がついた性格は驚きだったようで、ミゲル・ロハス内野手は「間違いなく、100%(驚いた)」と述べ、ドジャース合流当初の印象は「どれほど普通で、自然体だったか」と振り返る。「彼はいつも笑っていてチームメートを知りたいと思っている。相手が好きなことにも興味を持ち、自分の好きなことも表現する。かなり普通で、地に足のついた男だよ」と語ったという。
さらにデーブ・ロバーツ監督は「とても礼儀正しく謙虚」で、「誰に対しても平等に接する」と大谷を絶賛したそうだ。
記事は、全ての人が大谷に対して本物の親しみを抱いているように感じているように見えたとしている。さらに、地球上で最も有名なアスリートの1人について語っているとは到底信じがたいことだったとも伝えている。
(Full-Count編集部)