敵地の雰囲気変えた大谷翔平の“一振り”「アグレッシブだった」 指揮官が称賛した凡打

パドレス戦後にドジャース・大谷翔平とハイタッチするデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】
パドレス戦後にドジャース・大谷翔平とハイタッチするデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

大谷は3出塁も…指揮官が称賛した意外な一振り「今晩のファーストスイングから」

【MLB】ドジャース 8ー0 パドレス(日本時間10日・サンディエゴ)

 崖っぷちドジャースでリードオフマンがチームに勢いをもたらした。大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地・パドレスとの地区シリーズ第4戦に「1番・指名打者」で出場。3出塁するなど勝利に貢献し、2勝2敗で逆王手をかけた。指揮官が絶賛したのは凡打に倒れた第1打席だった。

 剛腕シーズとのシリーズ2度目の対戦。初球の99.6マイル(約160.3キロ)フォーシームからフルスイングした。結果は5球目を打って二ゴロに倒れたが、デーブ・ロバーツ監督は「ファーストスイングから速球に対してアグレッシブだった」と称賛した。直後にムーキー・ベッツ内野手が2戦連発となるソロ。チームに勢いをもたらした。

 2回2死一、三塁のチャンスで大谷が右適時打。シーズを降板させ、さらにベッツも繋いだ。指揮官は「シーズを早めに降板させて、ブルペンを投入させることができたことで、私たちに流れがきた」と賛辞を止めなかった。

 チームはフレディ・フリーマン内野手が怪我で欠場する中、大谷は3出塁、ベッツも2安打2打点と勢いに乗った。「先に勢いを与えることは、敵地では重要なこと」。完全アウェイの勢いを跳ね返し、最終戦に望みをつないだ2人に指揮官も感謝していた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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