ハム助っ人が「本当に驚いていること」 日本野球で感じた「メンタルが強いんだな」
メジャー108本塁打のレイエスは来日1年目で打率290、25本塁打、65打点
日本ハムに今季から加入したフランミル・レイエス外野手は、来日1年目から103試合で打率.290、25本塁打、65打点の成績を残し、日本野球に適応した。メジャー通算108本塁打の実績を引っさげ来日した助っ人が感じた“野球の違い”を明かした。
シーズン序盤こそ不振にあえぎ、5月中旬から約1か月間の2軍調整を経験したが、8月は23試合で打率.403をマークして月間MVPに輝くなど、2018年以来6年ぶりのAクラス入りに大きく貢献した。
レイエスは日本の野球は「向こう(米国)と違う」という。その理由を「米国だと、例えば指名打者なら役割は本塁打、長打を打つことですが、日本の野球はシチュエーション、走者一、二塁だったり満塁をつくってチームが勝つように点を取ることだと思います」と説明する。
さらに「本当に驚いていることは、1死一塁からバントをして2死二塁をつくってからヒットを打って点を取る。日本人選手、ファイターズの人たちは本当にメンタルが強いんだなと思います」と目を丸くした。
ファンに公言した「20本塁打」の目標をしっかりクリアした助っ人は「今シーズンは前半戦、機会がそこまで多くなかったので20本と公言しましたが、来シーズンもファイターズにいるとすれば、ファンの方々にちょっと多い数字を公言しようかなと思います」と頼もしかった。
「札幌では散歩したり、すごくきれいな街で気に入っているよ」と異国文化も楽しむ助っ人は「本当にこのチームが大好きですし、このチームに入れたのは恵まれていると思うので感謝しきれないです」と頭を下げる。短期決戦のクライマックスシリーズでも、この男のバットから目が離せない。
(町田利衣 / Rie Machida)