大谷翔平、終わったことは「ほとんど忘れている」 高い目の前への集中力…一問一答

取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

勝った方がリーグ優勝決定シリーズ進出となる第5戦に臨む

 ドジャースの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、11日(同12日)に本拠地で行われる地区シリーズ第5戦を前に会見を行った。一問一答は以下の通り。

――クラブハウスの雰囲気。
「試合前もかなり雰囲気がよかったですし、それがゲームにいい雰囲気を与えたのかなと思うので、よかったかなと思います」

――今季は感情が出るときもある。
「長いシーズンの戦い方と短期決戦は違うと思う。フィールド上で多くの選手が感情的になる理由じゃないかなと思います」

――WBCのように大きな舞台で実力を発揮できる。
「戦い方の違いはあると思いますけど、あまり多く考えずに自分のやることに徹したい。チームとして勝つことを大前提に、そこに対して自分がどれだけ貢献できるのかを大事にしたい」

――昨日の勝ち方を見ると、打線のつながりや質のいいバッティングがみられた。
「オフェンスも点を取った後も、もっともっと取れるという雰囲気だった。ディフェンスに関してもプルペンが素晴らしい仕事をしてくれたという、全員で掴み取った勝利だと思うので、それを継続して明日もできれば必ず勝てるんじゃないかなと思います」

――感情が出ることに対して、自身で驚いているか。
「ビックリはしていないですかね。それも含めて自分だと思うので、感情的になることがいいとか悪いとかではなく、相手にリスペクトを持ちつつ、チームを鼓舞するような感情というのはいいんじゃないかなと思います」

――ダルビッシュについて。素晴らしい部分など。
「前回も素晴らしいピッチングでしたし、これ1つということなく、万遍なくうまく投球できるのが一番素晴らしいところ。明日かなり個人的に、由伸との投げ合いもありますし、楽しみにしているので、どういうピッチングをされるのかプレッシャーもあると思うんですけど、個人的に、凄く楽しみにしています」

――走者がいる場面で意識していることは。
「得点圏に関しては、それを作ってくれたバッターの仕事が素晴らしい仕事だったり。相手にもプレッシャーがかかっていますし、そこで自分の仕事が今のところはできているんじゃないかなと思います」

第4戦の“激怒”は「もう忘れました」

――第4戦ではベンチで審判にフラストレーションを見せる場面も。
「もう忘れました」

――多彩な球種とタイミングをずらす投球。感じることは。
「先ほども言った通り、どういう状況でもうまく投げれるという強さがあるのかなと思うので、自分もそこに対応していきたいですし、チーム自体もそこに対応していくというのが大きなこと。その時その時に合わせるのが一番うまい投手じゃないかなと思います」

――ここまで2勝2敗。大一番に臨む心境。
「昨日からの継続だと思うので、2連勝するゲームだと思ってますし、その1ゲーム目をとったと思っているので、その後半戦だと思っています」

――打席に向かうときの感覚。
「大歓声。歓声が凄いなと。それ以外はあまり、集中しているので大きく変わることはないかなと思います」

――敵地から本拠地に変わる。
「僕よりも相手の方がプレッシャーがかかるのかなと思うので、僕自身は味方が多い、自信というかそれをもって打席に立ちたいですし。相手に負けることなく、強い気持ちをもって打席に立てればいい仕事ができるんじゃないかなと思います」

――自分のとってマイナスのプレーをプラスに変換することはどのようにやっているのか。
「いいことも悪いこともほとんど忘れているので、第1戦目の全体的な感じも忘れている。短期決戦は終わった後に振り返ればいいかなと。そんな感じなので、明日勝つことに集中していれば今はいいのかなと思います」

――痺れる戦いが続いているが、球場外ではオンとオフを切り替えているか。
「どっちもありますかね。シーズン中もそうですけど、基本的に帰って自分の時間を過ごしたり、家族の時間を過ごしたりすることもありますし、ふと思った時にバットを振る時もありますし。特にどっちを必ずやらなければいけないとかではなくて」

――常に最悪のケースを考えるのか最高のケースを考えているのか。
「必ずしも後者が正解だとは思わないですけど、ゲームに臨むにあたって、例えばリスクを回避する方法を常に取っていくスタイルが正解の時もあるので。そういう意味では最悪を想定していくのはもちろん大事。その状況によってそれは自分の気持ちのバランスというかそこが一番大事。どっちを選択するかが大事」

――場面場面で変えるか。
「あの時はあの時で、自分がそう思っているっていうだけなので。そう思わなければいけないということではなくて本当にそう思っている」

――足でのプレッシャーについて。
「基本的にシーズン中もポストシーズンであってもなくても。どういうシチュエーションでも走れる時に走っているので。明日でも開幕の1戦目でも特に盗塁に関してはやることは変わらないので。明日も出たら積極的にもちろんやっていきたいとは思っています」

(Full-Count編集部)

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