育成入団で躍動、中日30歳は「なんで戦力外だった?」 見せた真価…12球団1位の“15.0”
阪神戦力外で中日に育成入団…板山祐太郎は65試合に出場
2024年シーズンで中日は3年連続最下位に終わったが、新たな戦力も台頭した。昨季阪神を戦力外になり、新加入した板山祐太郎内野手もその1人で自己最多の65試合に出場。二塁の守備で12球団トップの数値を記録した。
板山は成立学園高から亜大を経て、2015年ドラフト6位で阪神に入団した。1年目に40試合、5年目の2021年に43試合に出場したが、昨年は12試合出場に終わり、戦力外となった。オフに中日と育成契約を結び、今年5月5日に支配下登録された。
自己最多の65試合に出場して打率.236(178打数42安打)、2本塁打、13打点をマーク。二塁で35試合、右翼で8試合、一塁で4試合に先発した。
セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)によると、守備全般での貢献を表す「UZR」で、1200イニングに換算する「UZR1200」では二塁手で12球団1位の15.0をマークしている(100イニング以上)。
30歳の奮闘にファンも歓喜。SNSには「なんで戦力外だった?」「実力派の活躍は大きかった」「素晴らしい活躍」「ありがたかった」「来てくれて良かった」「いい仕事してくれた」「来年も活躍を」とコメントが寄せられた。
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。