ダルビッシュの大谷斬り「非常に自信がある」 日系4世の相棒“不敵”「思い通りに投げる」
相棒のヒガシオカが自信「こういう状況に何度も置かれている」
パドレスのダルビッシュ有投手は11日(日本時間12日)、敵地で行われるドジャースとの地区シリーズ第5戦に先発する。勝てば優勝決定シリーズ進出、負ければ終戦の大一番。バッテリーを組むカイル・ヒガシオカ捕手は「僕たちは“ユウさん”に非常に自信を持っている」と頷いた。
頼もしい日系4世の相棒が右腕の好投を導く。ダルビッシュは6日(同7日)の第2戦では大谷翔平投手、ムーキー・ベッツ内野手を無安打に封じ、7回3安打1失点の好投。シリーズ初勝利を手に入れた。
「彼はベテラン。以前からこういう状況に何度も置かれている。素晴らしいゲームプランを持って、球を思い通りのところに投げると思っている」
対するドジャースはベッツが2戦連続で本塁打を放つなど復調の気配を見せている。9日(同10日)にペトコパークで行われた第4戦は0-8で完敗。逆王手をかけられドジャースタジアムで第5戦を迎えた。
「とても厳しい試合になることも分かっている。ドジャースはとてもいいチームだが、僕らはやり切れる自信がある。彼らといつでも互角に戦えることを、シーズンを通して見せてきた」
自らもヤンキース時代の2020年から3年連続プレーオフに出場。パドレス移籍後初のプレーオフでは打率.235ながら3本塁打5打点、OPS1.074の成績を収めている。「出来る限り打点をあげようとしている」。優勝決定シリーズへ、38歳の“センパイ”を攻守でアシストする。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)