防御率11.00→2安打無失点 由伸の変貌に敵将脱帽…韓国でのKOは「100年前のよう」

パドレス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】
パドレス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

パドレスのシルト監督「我々が見た中でベストピッチ」

【MLB】ドジャース 2ー0 パドレス(日本時間12日・ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手は11日(日本時間12日)、本拠地で行われたパドレスとの地区シリーズ第5戦に先発し、5回無失点の快投。プレーオフ初白星をマークし、チームをリーグ優勝決定シリーズに導いた。パドレスのマイク・シルト監督も脱帽。「我々が見てきた中でベストピッチングだった」と称えた。

 山本の今季パドレス戦成績は2登板で1敗、防御率12.00。デビュー戦だった3月21日の韓国シリーズでは1回5失点で降板。4月12日(同13日)の試合も5回を4安打3失点だった。地区シリーズ第1戦でも3回5失点と打ち込まれた。計3登板で防御率11.00だったが、この日は別人。5回63球投げて僅か2安打に封じた。

 シルト監督は「我々が見てきた中でベストピッチングだった。韓国(シリーズ)で初回に5点を奪って攻略できたけど、100年前のことのように感じる。シーズン序盤は、(山本相手に)いい打席がいくつかあったし、(今)シリーズの序盤でもそうだった」と胸中を明かした。

 さらに「彼を褒めたたえないといけない。速球のキレがとてもあったように感じた。日本にとっては、とてもエキサイティングな日だっただろうね」とダルビッシュ有投手との投げ合いに言及しつつ称えた。

 賛辞は止まらず「彼は良かった。速球を使って次々と打ち取ったことを評価したい。速球以外の球種も必要な時は使っていた。我々は手も足も出なかった。彼は底力を発揮したと思うよ」とも。大一番で真価を発揮した右腕にお手上げの様子だった。

(Full-Count編集部)

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