満身創痍のド軍、POでも止まらぬ負傷者 頼みの左腕がシリーズ絶望的…指揮官も苦悩
べシアが負傷…リーグ優勝決定シリーズ出場は「非常に可能性が低い」
大谷翔平、山本由伸両投手の所属するドジャースは13日(日本時間14日)からメッツとリーグ優勝決定シリーズを戦う。パドレスとの地区シリーズでは第5戦までもつれる死闘を制した一方で代償も。シーズン67試合に登板し防御率1.76と抜群の安定感を誇ったアレックス・ベシア投手がシリーズ絶望的となった。
べシアは第5戦の7回途中から登板し、8回も回跨ぎでマウンドに上がろうとしたが、投球練習を行なった後異変を訴え、トレーナーと共にマウンドを降りた。その後、脇腹を痛めて、MRI検査を受けることが決まった。
ギャビン・ストーン、タイラー・グラスノー、クレイトン・カーショーら先発陣が負傷し、シーズン終了が決まっている中、チームは王手をかけられた地区シリーズ第4戦でブルペンデーを敢行。パドレス打線を8人の継投で完封した。第5戦も計5投手を費やし、突破を決めたが、その分代償も。12日(同13日)の会見でロバーツ監督はべシアの優勝決定シリーズのロースター入りについて「highly unlikely(非常に可能性は低い)」と述べた。
野手ではフレディ・フリーマン内野手が右足首を痛め、試合には出場しているものの足を引きずり全力疾走できない状態だ。また、ミゲル・ロハス内野手も内転筋を断裂しており、満身創痍となっている。
指揮官は優勝決定シリーズでもブルペンデーを挟むプランを明かしている。一方で、ベシアの離脱で救援左腕はアンソニー・バンダのみ。指揮官の悩みは尽きることはなさそうだ。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)