大谷翔平はなぜ走者がいると打てる? 驚異の打率.750…ド軍監督が見た“好調”の要因

試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:川村虎大】
試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:川村虎大】

大谷は走者なしで無安打も…走者ありで2安打

【MLB】ドジャース 9ー0 メッツ(日本時間14日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦に「1番・指名打者」で先発出場。千賀滉大投手から右前適時打を放つなど4打数2安打1打点2得点をマークした。試合後の取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は好機で結果を残す大谷に関して「ショウヘイが打席に入るとき、私たちはランナーがいる方がいい(結果がでる)」と言及した。

 大谷はMVPコールの歓声で迎えられた中での第1打席、千賀の前にニゴロも、第2打席は右前適時打を放って雄叫びを上げた。4回の第3打席は左腕ピーターソンのカーブを捉え、右中間フェンスに直撃する一打。最初は適時二塁打と記録されていたが、試合中に単打と失策に訂正され、打点が取り消された。第4打席は中飛、第5打席はストレートの四球で出塁し、その後ベッツの二塁打でホームを踏んだ。

 ポストシーズンでは走者なしの場面では16打数無安打と結果が出ていないが、走者アリだと“別人”に。8打数6安打5打点と大事な場面で1本を打っている。ロバーツ監督は「もしかしたら、得点圏にランナーがいたほうが集中力が高くなるのかもしれない。彼の状態はいい。この前のシリーズで言及したけど、彼は少しだけボールを追っかけていたけど、今晩は自分のヒッティングゾーン(ストライクゾーン)に戻ったと思う」と“分析”した。

 第4打席はセンター最深部まで運ぶ中飛だったが、この時は走者なし。指揮官は「アウトになった時でさえ、あともう少しで本塁打だった」と振り返った。

 チームはパドレスとの地区シリーズ第3戦の3回から33イニング連続失点。ポストシーズン31回連続無失点は1905年ジャイアンツ(28回)を超えてリーグ新記録。1966年オリオールズと並んでポストシーズン最長タイとなった。ロバーツ監督は14日(同15日)の先発投手について問われると、ブルペンゲームになることを示唆した。

(Full-Count編集部)

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