「あんなオオタニはあまり見ない」 変則左腕に手も足も出ず…“圧勝”に敵将ニンマリ
マナイアが大谷を3打数無安打2三振に封じた
【MLB】メッツ 7ー3 ドジャース(日本時間15日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦で2戦ぶりのノーヒット終わった。相手先発の左腕ショーン・マナイアに3の0、2三振。試合後、メッツのカルロス・メンドーサ監督も「あんなオオタニはあまり見ないと思う。でも、それがショーンだ」とにやりと笑った。
タイミングを外した。マナイアは初回先頭の第1打席で大谷を追い込んでから92マイル(約148.1キロ)のシンカーを振らせ、空振り三振。3回の第2打席も外角シンカーで見逃し三振を奪った。5回2死の第3打席は一飛と、完全に封じ込んだ。
マナイアはその後もドジャース打線相手に好投を続け、5回3失点で降板した。大谷、ムーキー・ベッツ、テオスカー・ヘルナンデス、フレディ・フリーマン、ウィル・スミスと続く1~5番を無安打。チームを勝利に導いた。
試合後、メンドーサ監督は「オオタニの第1打席で何球か攻めていたことがいい例だ」と左腕を称賛。「球界最高の打者の1人がああいう見逃し方や、三振した第2打席のスイングを見ると、彼は(ボールの)見え方に苦労しているように感じた」と分析した。
チームは1勝1敗のタイとし、16日(同17日)から本拠地で3連戦を戦う。指揮官も「マナイアにとって今日は本当にいい日だった」と賛辞を惜しまなかった。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)