大谷翔平は「余裕がないように見えた」 変則左腕に3の0、ド軍指揮官は“落胆”
大谷翔平を「5打席立たせたい」…指揮官が説明「私たちのベストヒッター」
【MLB】メッツ 7ー3 ドジャース(日本時間15日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第2戦に「1番・指名打者」で先発出場。3打数無安打2四球で2試合ぶりの無安打に終わった。チームは3-7で完敗し、1勝1敗のタイとなった。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「余裕がないように見えた」と“落胆”した。
いつもの姿ではなかった。大谷はこの日、左腕マナイアに完璧に封じられた。変則サイドからの投球にタイミングが合わず、初回先頭は空振り三振に倒れ、3回先頭は3球で見逃し三振。5回2死は外角のスイーパーを打たされて一飛に打ち取られるなど、今季12勝を挙げた左腕を攻略できなかった。
ロバーツ監督は「マナイア相手に余裕がないように見えた。速球は外に投げていたし、ボールをショウヘイから遠ざけようとしているのを感じた。(大谷は)内角にとても強いから、彼らはそう攻める。だから、そこには投げないようにする。スピン(変化球)であれば外に投げるだろう」と相手バッテリーの作戦を読んだ。
マナイアは降板してからは2つの四球を選んだ。3点を追う7回1死は右腕メイトンから四球で出塁。しかし、後続が続けずに得点できなかった。9回無死二塁も四球で出塁し、指揮官は「そのあとに登板した右腕(メイトンとディアス)は彼に打てるボールを与えないように感じた。最低でも四球を選んだこと(はよかった)」と前向きだった。
これでポストシーズン7試合目の出場で、無安打は2試合ぶり3試合目。走者のいない展開では19打数無安打となっているが、指揮官は打順の組み替えについて「あまり(考えていない)。チームとして、いい攻撃をできていると思う。下位打線はよく出塁できると思う」と話すにとどめた。
続けて「彼の(打順を)下げるかという質問だけど、私は(結果に)反応しすぎることを避けたい。あまり、利点を感じない」と強調。「選手たちがいいスイングをしていること(が大事)。そして、ショウヘイには1試合で5打席立たせたい。彼は私たちのベストヒッターだと思うから、5打席立たせたい」と力を込めた。
(Full-Count編集部)