元西武助っ人が秘める“日本愛” 2年間で得た学び…「幸運だった」異国での日々
元西武のギャレットがプレーオフで好投…日本注目のド軍戦は「個人的なことのよう」
【MLB】ドジャース ー メッツ(日本時間15日・ロサンゼルス)
かつて西武でプレーしたメッツのリード・ギャレット投手が日本への思いを明かした。13日(日本時間14日)から始まったドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ。初戦から大谷翔平投手と千賀滉大投手が対決するなど、日本人注目のマッチアップで「とてもクールなこと」と笑顔を見せた。
31歳のギャレットは今季、レギュラーシーズン53試合に登板し、8勝5敗、防御率3.77の成績を収めた。プレーオフでは4試合で防御率0.00と躍動。チームをワイルドカード、地区シリーズ突破に導いた。
2020年に来日し、西武に所属した2年間で110試合に登板した。「日本でプレーできたことは幸運だったよ。楽しかった」。2022年にナショナルズとマイナー契約。今季もマイナーからのスタートだったが、スプリングトレーニングで好結果を残し、4月1日(同2日)にメジャー昇格を果たした。
日本でプレーし、大谷の人気、注目を肌で感じることができた。「(日本では)ショウヘイ・オオタニの打席が毎日テレビに映っているんだ。だから、このシリーズに国全体が関心を寄せていることは、個人的なことのように感じるんだ」。ドジャース戦がどれほど日本で注目を浴びているかは容易に想像ついた。
13日(同14日)のリーグ優勝決定シリーズ第1戦では千賀の後を託され、1回1/3を1安打2奪三振、無失点に抑えた。「実は昨日、日本にいた頃のチームメート数人からメッセージを貰ったんだ」。古巣のチームメート、ファンも見ている大一番で、堂々と腕を振る。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)