「アイ・ラブ・ショウヘイ」 大舞台で“再会”…かつての相棒が伝えたかった称賛
元エンゼルスのイグレシアス「打者として進化している。去年から成長している」
リーグチャンピオンを争う舞台だろうが関係ない。元エンゼルスでメッツのホセ・イグレシアス内野手は、大谷翔平投手への“愛”で満ち溢れていた。
「ショウヘイの状態はグレートのようだね。アイ・ラブ・ショウヘイ。オレたちは一緒にプレーしたんだ。打者として進化しているね。常にいい打者だったけど、間違いなく去年から成長している。彼のことを思うとうれしいよ。グッドガイだ。アイ・ラブ・ショウヘイ」
エンゼルス時代の2021年、大谷が本塁打を放った際にベンチ前まで飛び出して出迎えるのが恒例だった。3年以上がたった13日(日本時間14日)のリーグ優勝決定シリーズ第1戦に、イグレシアスは「7番・二塁」で先発出場。4回の守備、右中間フェンス直撃の一打を放って二塁ベースに到達した大谷と久々の会話をした。
「『君の活躍を思うとハッピーだ』と伝えたんだ。『ヘイ! いい打者になったね!』って伝えたら、彼は笑っていたよ。本当にショウヘイのことを思うとうれしいんだ。幸運を祈っている。フィールド内外で愛している。オレたちは特別な関係で結ばれている」
大谷は54本塁打、130打点でリーグ2冠を獲得。前人未到の「54本塁打&59盗塁(54-59)」の快記録を残した。「スペシャル。スペシャル。辛抱強いし、ハードワークをするから活躍に値すると思う」と称えた。イグレシアスとチームメートで、二遊間を組むフランシスコ・リンドーアも今季のMVP候補に挙がっている。「どちらもあり得ると思うね。リンドーアだってグレートなシーズンを送っているし、ショウヘイもそうだ。2人ともMVPだ」と甲乙つけ難いとした。
イグレシアスは今季中に歌手デビューし、デビュー曲「OMG」は大ヒットした。「OMGはショウヘイもお気に入りなんだよ」。かつての“相棒”は飛びっきりの笑顔を見せていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)