大谷翔平対策に“待った” ダルビッシュとは「球が全然違う」…敵将が先発右腕に注文

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

セベリーノはダルビッシュを参考にすると明かすも…敵将が注文

 大谷翔平対策に“待った”をかけた。メッツは16日(日本時間17日)、本拠地で行われるドジャースとのリーグ優勝決定シリーズに右腕ルイス・セベリーノを先発させる。本人はパドレス・ダルビッシュ有投手の投球から「学べることがある」と意気込んでいたが……敵将は「自分らしくいて」と注文をつけた。

 ダルビッシュはドジャースとの地区シリーズで2試合に登板。大谷を相手に多様な変化球にリリースのタイミングを変えるなど、変幻自在の投球で6打数無安打、3奪三振と完璧に封じた。セベリーノは15日(同16日)の前日会見で「彼に対しての(ダルビッシュの)攻め方を見ることができる。勿論、ダルビッシュには異なる10種類の球があるからね。だけど僕は彼から学べることがあるんだ」と参考にするとしていた。

 これに待ったをかけたのが、メッツのカルロス・メンドーサ監督だ。大谷について「彼は超一流な打者。試合の状況によってどのようにアプローチするかが決まる。セビー(セベリーノ)は動画を見ることができるが、ダルビッシュとは持ち球(の種類)が全然違う」と発言した。

 セベリーノはエンゼルス時代に大谷と対戦し、通算6打数3安打(打率.500)、1本塁打、1三振と相性が悪い。それでも、「彼の強みを貫き、攻めの投球をして、試合の状況をよく把握しなければいけない」と自らの投球を期待した。

 今季31試合に登板し11勝を挙げ、復活を遂げたかつてのヤンキースのエース。「調整が必要ならするが、セビーには自分らしくいてほしい」。指揮官は信念を貫くことを願っていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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