大谷翔平、豪快2号3ランで完勝貢献　得点圏打率.833…2勝1敗で第4戦は由伸先発

4打数1安打3打点で打率.226、対戦成績は2勝1敗に

【MLB】ドジャース 8ー0 メッツ（日本時間17日・ニューヨーク）

　ドジャースの大谷翔平投手は16日（日本時間17日）、敵地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ（7回戦制）第3戦に「1番・指名打者」で先発出場。8回にダメ押しのポストシーズン2号3ランを放った。4打数1安打3打点で打率.226。チームは8-0で完封勝ちし、対戦成績は2勝1敗となった。

　フルスイングでダメ押した。4点リードの8回1死一、二塁、右腕メギルの内角低め、カットボールを引っ張った。右翼ポール際へポストシーズン2号3ラン。得点圏では6打数5安打、驚異の打率.833となった。チケット完売、4万3883人が集結した敵地・ニューヨークを7試合ぶりの一発で黙らせた。

　ポストシーズン通算2本塁打は松井秀喜（10本）、田口壮（2本）に次いで日本人3人目だ。打球速度115.9マイル（約186.5キロ）、飛距離410フィート（約125メートル）、角度37度だった。ベンチの山本由伸も頭を抱える豪快弾。メッツ側は右翼ポール際への打球でチャレンジを求めたが、判定は覆らなかった。

　ただ、走者なしの打席ではなぜか結果が出ない。初回先頭は一ゴロ、3回先頭の四球で1死満塁の好機を演出したが、得点にはつながらなかった。5回先頭は右飛。6回2死は自打球を2球連続で受けた後に空振り三振に倒れた。走者なしではポストシーズン22打数無安打となった。

　チームは2回にスミスの適時内野安打、エドマンの中犠飛で2点を先制。6回にはエンリケ・ヘルナンデスの左中間2号2ランで加点した。E・ヘルナンデスはポストシーズン通算15本塁打。投げては先発のビューラーが4回3安打無失点に抑え、6三振を奪った。5回からはコペック、元広島ブレイシア、トライネン、カスパリウスら救援陣が必死の継投で逃げ切った。

　17日（同18日）の第4戦もメッツの本拠地シティフィールドで行われる。山本がポストシーズン3度目の先発マウンドに上がる。2020年以来4年ぶりのワールドシリーズ進出へ王手となるか。

（Full-Count編集部）