大谷翔平へのブーイングは「適切」 NYメディアも即反応…見えた心身の充実「良い兆候」
米紙「ニューヨーク・ポスト」が大谷へのブーイングについて記事を掲載
【MLB】ドジャース 8ー0 メッツ(日本時間17日・ニューヨーク)
ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、メッツとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦で“PO2号”となる3ランを放つなど4打数1安打3打点だった。同シリーズでは“敵地初戦”ということもあり激しいブーイングを浴びたが、メッツが本拠を構えるニューヨークのメディアは、土地柄を考慮すると「適切な歓迎」と述べた。
第1、2戦はドジャースタジアムで戦い、第3戦から5戦までは敵地で行われる。この日は敵地初戦とあってスタメン発表で大谷は強烈なブーイングを浴びていた。
米紙「ニューヨーク・ポスト」は「ショウヘイ・オオタニは、メッツファンからニューヨーク的に適切な歓迎を受ける中、自らもブーイングした」とのタイトルで記事を掲載。「ショウヘイ・オオタニはメッツファンから浴びせられるブーイングを大いに楽しんでいるようだった」とレポートした。
コールされた大谷がグラウンドに登場。同僚らとグータッチを交わしている様子を「スーパースターで、ナ・リーグMVPの有力候補であるオオタニは、顔に笑みを浮かべてファンのブーイングを真似しながら三塁線に並んだコーチ陣やチームメートに向かって走り出し、楽しみが加わった」と伝えた。
大谷の様子に注目したのは、ニューヨークメディアだけではなかった。米全国紙「USAトゥデイ」が展開するスポーツサイト「For the Win」でも、コールされた際のリアクションについて「愉快なユーモアのセンスを見せた」と記した。
「オオタニはずっと満面の笑みを浮かべていて、メッツファンと一緒にふざけてブーイングしているようだった。重要なプレーオフの試合前にブーイングを受けても、そのようなに対処できるのであれば、(やるべきことの)優先順位がしっかりしているということだ。オオタニがこれを笑い飛ばせたことは、ロサンゼルスのファンにとって非常に良い兆候だ」
ブーイングに対する大谷の反応が、心身の充実ぶりを示していると感じ取っているかのような米メディアの報道。その通りに大谷は8回に豪快なダメ押し3ランを放ち、チームの8-0の勝利に貢献していた。
(Full-Count編集部)