実現した「大谷翔平vsジャッジ」 米待望の対決で“一斉速報”…「ワイルドだ」
ドジャースは2020年以来、ヤンキースは2015年以来のWS
【MLB】ドジャース 10ー5 メッツ(日本時間21日・ロサンゼルス)
夢の対決に現地は大盛り上がりだ。ドジャースは20日(日本時間21日)、本拠地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に勝利し、2020年以来4年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決めた。すでに駒を進めているヤンキースと頂点を懸け、本拠地ドジャースタジアムで25日(同26日)から戦う。実現した「大谷翔平vsアーロン・ジャッジ」に米メディアは大興奮した様子で“一斉速報”している。
初回に1点を先制されたドジャースだったが、その裏に大谷がヒットで出塁すると、トミー・エドマン内野手の2点適時打で逆転に成功。その後もエドマンの2ラン、ウィル・スミス捕手の2ランで差を広げた。3点差に詰め寄られた6回無死一、二塁、大谷は右腕スタネックの97.8マイル(約157.4キロ)を詰まりながらも中前へ運ぶ貴重な適時打を放った。その後も打線がつながり、10-5で難敵を撃破した。
ドジャースの勝利が決まると、米メディアは一斉にワールドシリーズへの期待を速報した。米スポーツ局「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は自身のX(旧ツイッター)を更新し、「ショウヘイ・オオタニがドジャースでの初年度で、ワールドシリーズに進出だ。オオタニvsジャッジ。ワイルドだ」と興奮まじりに投稿した。
他にも米スポーツ局「ESPN」の人気番組「スポーツ・センター」も「ショウヘイ・オオタニはキャリアで初めてワールドシリーズに行く。舞台は整った」、米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」も「ロサンゼルス対ニューヨーク。オオタニ対ジャッジ」と、大谷とジャッジが相まみえる一戦に期待を込めた。
2022年に大谷は前人未到の投打での“W規定”を達成したが、同年にア・リーグ新記録の62本塁打を放ったジャッジの前にMVP投票では惜敗。以降、両者は“ライバル”としてメディアやファンからも扱われることが増えた。今季から大谷はドジャースへ移籍。“直接対決”の機会は減った中で、世界一を決める舞台で競うことになる。
(Full-Count編集部)