元ド軍、バレンズエラ氏が63歳で死去 米通算173勝の伝説の左腕…球団発表

元ドジャースのフェルナンド・バレンズエラ氏【写真:Getty Images】
元ドジャースのフェルナンド・バレンズエラ氏【写真:Getty Images】

ドジャースが発表

 ドジャースは22日(日本時間23日)、フェルナンド・バレンズエラ氏が同日に死去したと発表した。63歳。スタン・カステン球団CEOは「ドジャース球団を代表して、私たちはフェルナンド(バレンズエラ)氏の逝去を謹んで哀悼の意を表します」とコメントした。

 メキシコ出身のバレンズエラ氏は1981年に13勝7敗、11完投8完封という圧倒的成績を収め、史上初めて新人王とサイ・ヤング賞を同時受賞。同年はヤンキースとのワールドシリーズを制し、世界一に輝いた。

 その後1990年にはノーヒットノーランも達成。1997年に引退するまで、メジャー通算173勝153敗、防御率3.54。背番号「34」はドジャースの永久欠番となった。メキシコ人を中心に圧倒的人気を博し、バレンズエラ氏のファンは「フェルナンド・マニア」と呼ばれた。  

 引退後はドジャースの放送局のスペイン語解説を担当していた。球団は「ドジャース史上最も人気を誇り、愛された選手の1人で、投手や解説として活躍されたフェルナンド・バレンズエラ氏が今日の午後、63歳で逝去された」と発表した。

 メジャーリーグ機構(MLB)は同日、25日(同26日)にドジャースタジアムで開幕するヤンキースとのワールドシリーズで追悼すると声明を発表した。

(Full-Count編集部)

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