大谷翔平の1058億円契約が与えた「重圧」 球団幹部が感じた正しい“使い道”
10年総額1058億円契約も…97%にあたる約1028億円は後払い
大谷翔平投手が今季加入したドジャースは3年連続地区優勝。パドレスとの地区シリーズ、メッツとのリーグ優勝決定シリーズを制して、4年ぶりワールドシリーズ進出を果たした。10年総額7億ドル(約1058億円)で契約した大谷は、そのうちの97%に当たる6億8000万ドル(約1027億5000万円)を後払いにしたが、米メディアはこの提案がドジャースのフロントに“重圧”を与え、多くの補強に繋がったと報じている。
球団にとって後払いのメリットは、ぜいたく税を計算する上でペイロールに余裕を作り、他の補強ポイントに資金を充てることができる点にある。米メディア「FOXスポーツ」は、「彼(大谷)はドジャースを率いる人々が、勝てるチームを築き上げることを信じ、彼ら(ドジャースのフロント)には、直ちにそうする重圧がのしかかった」と指摘する。
大谷と契約した後、ドジャースはタイラー・グラスノー投手、山本由伸投手、テオスカー・ヘルナンデス外野手を獲得した。トレード期限直前にはジャック・フラハティ投手、マイケル・コペック投手、トミー・エドマン内野手らを獲得。こうした選手らがチームのワールドシリーズ進出を後押しした。
故障者が続出した中で、ドジャースは98勝をマーク。ナ・リーグ第1シードでプレーオフに進出した。大谷らスーパースターの加入や、抜け目のない補強がワールドシリーズ進出の要因になったと、記事は伝えている。
25日(日本時間26日)に開幕するワールドシリーズ。ヤンキースとの名門対決は、どんな結果になるだろうか。
(Full-Count編集部)