中日・小笠原は「複数年契約の可能性」 米大手移籍サイトが分析…懸念する“13.6”
小笠原は4年連続で規定投球回をクリア…今季はリーグ最多11敗
中日の小笠原慎之介投手が、今オフにポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指すことが決まった。米移籍情報サイトは早くも27歳左腕に熱視線。「複数年契約の可能性は高いように思える」と、FA市場での評価を分析している。
小笠原は東海大相模高から2016年にドラフト1位で入団。2021年に初めて規定投球回に達し、2022年には自身初となる2桁勝利の10勝をマーク。防御率2.76、リーグ2位の142奪三振を記録した。昨季は7勝12敗、今季もリーグワーストの11敗(5勝)と大きく負け越したものの、4年連続で規定投球回をクリアしている。
米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、小笠原について「体格や球速は際立っているわけではないが、身長5フィート10インチ、体重175ポンドのカブスの左腕、ショウタ・イマナガと比較できる」と、今季からメジャーに移籍したカブス・今永昇太との体格の類似性を指摘。一方で日本での成績は今永の方が優れているとしつつも、「ポスティングの時点でオガサワラはイマナガより3歳若い」と年齢面が追い風になるとした。
また、小笠原は今季の三振率13.6%(対戦打者から三振を奪った割合)が自己ワーストで、「トレード・ルーマーズ」では「オガサワラの魅力を制限することになる」と危惧する声も。一方で2022~2023年は20%以上を記録しており、「強力な数字だった」とも指摘した。
最終的に同メディアは「複数年契約の可能性は高いように思える」としたが、今永が結んだ4年5300万ドル(約80億7000万円)級の契約については「同じレベルになることはないだろう」と綴っている。果たして、中日のエース左腕はどの球団と契約を結び、どんな契約を手にするのだろうか。
(Full-Count編集部)