大谷翔平、松井秀喜氏は「憧れ」 “ヤ軍”を語る…ジャッジ&ソトから「見習うところある」
大谷翔平がワールドシリーズの前日会見に臨んだ
ドジャースの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、本拠地ドジャースタジアムでワールドシリーズ(7回戦制)の前日会見に臨んだ。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手や松井秀喜氏の存在についても語った。一問一答は以下の通り。
――メディアの数もみてワールドシリーズを感じますか。
「いよいよ始まるなという、興奮している感じです」
――チーム、野球界全体に貢献していると感じるか。
「毎年毎年、ワールドシリーズは盛り上がっていますし、今までも逆に見る側だったので。楽しみにもしていました、悔しい思いの中で。今年は自分がプレーできるという喜びをまず、フィールドで出せたらいいなと思っています」
――ワールドシリーズと日本シリーズの違い。
「ワールドシリーズはワールドシリーズで、日本シリーズは日本シリーズで、日本のファンの人は楽しみにワールドシリーズ見ていると思うので、それはまた別なのかなと」
――ヤンキースとの歴史対戦について。
「特別な試合だとはもちろん思いますし、ただ僕自信は初めてなので、なるべく冷静に自分のプレーをできるようにしたいなと思います」
――ジャッジとソトの尊敬する部分。
「見ていればわかると思いますけど、どちらも素晴らしい選手ですし、もちろん、2人に限らず素晴らしい選手たちがヤンキースというチームでプレーしていると思うので。自分自身がプレーヤーとして彼らの見習うところはあると思います」
ベッツとフリーマンは「チームメートとしても感銘を受ける」
――1シーズン目でワールドシリーズ出られることに。
「もちろん目標にしていましたし、1年目からとか考えずに1試合1試合、シーズン中からそうでしたけど、ここを目指して、ここで勝つことをイメージして頑張ってきました」
――1年目のチームに馴染むにあたって、ベッツとフリーマンの存在は。
「ともに素晴らしい選手ですし、チームメートとしても感銘を受けるというか。準備からクラブハウスでの過ごし方でもそうですし、主力の選手として助けられた1年かなと思います」
――ジャッジが「最高の選手」と。
「ただただ嬉しいですし、僕自身は彼がベストな選手。ムーキー、フレディと同じように球界のトップの選手だと思うので、そういう選手からそういうこと言われるのは特別なことだと思います」
――デコピンは来ますか。
「体調がよければ来ると思います」
――ポストシーズンで投げたい気持ちを伝えたことは
「伝えたことはないですね」
――怪我人がでるなかでここまできた。
「シーズン中から怪我人も多かったですし、でもそれを全員でカバーする試合が多かったと思う。それはポストシーズン中でも多かったですし、毎年のようにドジャースというのは勝っているチームだと思うので、僕が外から見ているよりかはタイトな試合が多かったというか、簡単なシーズンではなかった」
「ファンの人たちの歓声や熱気をすごく楽しみにしています」
――ジャッジのように体格大きく、打率も残せる選手の印象。
「僕はあそこまで大きくはないですけど、野球をする上ではゾーンが広がるというのは間違いないと思うので、そこを対応しつつ、率を残していくというのは相当効率よく打っていかないと難しいかなと思う。その中で長打力があるというのは、なおさら素晴らしいと思います」
――松井秀喜氏の存在。
「そこまで直接会って話したことはないのですが、逆にだからこそ画面の中の人。自分が少年の頃に憧れていた人という感じですし、そういう子どもたちの模範となるような人であり、選手だと思うので。そういう意味では相当影響を受けたんじゃないかなと思います」
――日本でのワールドシリーズへの注目度の変化。
「日本の選手がプレーしているか、していないかによって、そのチームに在籍しているか、していないかによって変わると思いますけど。そういう意味では僕もプレーしていますし、由伸投手もいますし、注目はしているのかなと期待はしていますけど。まあ、どうなるかは僕には分からないです」
――世界中で楽しみにしている人に対しての気持ち。
「僕自身が初めてなので、そこでどれだけ冷静にプレーできるのか分からないところではあるのですけど、ファンの人たちの歓声や熱気をすごく楽しみにしていますし、、それを力に変えて頑張りたいと思います」
「自分自身の野球人生の一つとしても大きなものになる」
――ご家族は応援にくるか。
「今のところはどうなんですかね。どの程度くるか分からないので、両親は来るとは思いますけど、何人というのはちょっと分からないです」
――大谷選手にとってワールドシリーズで勝つということは。
「僕にとってというかは、プレーしている全員がそこを目指して、頑張っていると思うので、1年の集大成として自分自身の野球人生の一つとしても大きなものになると思います」
――地区シリーズ、優勝決定シリーズとの違い。
「独特の雰囲気のなかで、自分がどれだけ冷静な打席を送れるかだと思うので、それがどういうシチュエーションであってもシーズンと変わらないように。そこが1番難しいのかなと思います」
――準備期間の間に興奮度が上がった瞬間は。
「ポストシーズン全体でタフな試合はもちろんありましたし、その中でここ4、5日空きましたけど、その中で作った気持ちだとか、ポストシーズン中の雰囲気というのをなるべく継続しつつ、逆に少しリラックスするところを作るのも難しかったですけど、継続できるようには調整はしてきました」
「有意義なアウトならOKじゃないかなと。全てが勝ったか負けたかで決まる」
――1年間を振り返って。
「本当に素晴らしい球団ですし、チームメートも素晴らしいですし、1年間楽しくプレーできたのはそういう人たちのおかげ思うんで、その集大成としてこのシリーズをまず勝って最高の終わり方ができれば」
――ジャッジも初めてのワールドシリーズの舞台はなかなか簡単なものではないと。
「そうですね。気持ちはやっぱり勝手に上がるんじゃないかなとは思ってるんで、いつも通りプレーできる方向に持っていければ、ちょうどいい感じになるのかなと思います」
――最後を分けるのは何だと思うか。
「それは全部じゃないですか。運ももちろん必要ですし、そこまで持っていく技術ももちろん必要ですし、全てがその時の状況次第かなとは思いますし、そこが大事なのかなと」
――同時に自分の知らない面が出てくる。
「そうですね、勝てばもうなんでもいいっていう状況なので、自分の状態がどうのこうのとか、打てないと、それが有意義なアウトならOKじゃないかなと。逆に言えば、全てが勝ったか負けたかで決まるので、それかなと思います」
――ワールドシリーズは初めて。
「さっきも言いましたけど、ずっとテレビから見てる側だったので、どうなるのかなっていうのは逆に言えないですし、本当にそこを目指してやってきたとしか言えないので、第1戦を終えてどういう感じなのかなっていうがまず1番かなと思います。その先はそれ次第かなと」
――ジャッジは対戦が楽しみだと言っていた。
「僕が言わなくても素晴らしい選手だっていうのは皆さんわかると思いますし、そういう歴代でもトップに入るような選手が、この時代にヤンキースっていう球団でプレーしているっていうのは、野球選手、野球ファンの人からしたら、それだけで特別なことじゃないかなと思うので。プレーしている、野球をプレーしてもらっているということに、まず1ファンとして感謝したいです。時代を代表してる選手と一緒にフィールドでプレーできるっていうことに感謝したいなと」
――オンとオフの切り替え
「プレーオフでやってきた熱量だったり、個人的な熱量を保ちながら休みを入れないといけない。そこのバランスの感覚を含めて。継続しながら休むのが特殊というか、難しかったかなと思います」
ロバーツ監督は「1対1の付き合いとして楽しい人だなと。あと握手がすごい強いですね(笑)」
――打撃練習は。
「昨日は打ってないですね。その前までは打ってました。昨日はトレーニングとピッチングの強度が強めだったので。球場には来ていました。
――ロバーツ監督はどんな監督。
「どんな監督? 楽しい人だなと。監督というか、人として。どういう采配をするかとかではなく、1対1の付き合いとして楽しい人だなと。あと握手がすごい強いですね(笑)」
――ドジャースの強さは。
「チーム力、層は厚いなと思います。戦力として見るなら。怪我人が多い中で出てきた選手がカバーする力っていうのは、相当高いですし、マイナーの組織から上がってきた若手の選手も実力を持って育成gされている印象を受ける。層が厚いなと。それに加え個々の経験道な選手。出ていなくてもチームをサポート。そういう選手がポストシーズンに出た時に、活力があるなと。全部のバランス凄いなと思いますね。
(Full-Count編集部)