大谷翔平のWS投手復帰、ド軍監督は完全否定「可能性ゼロ」 報道陣から笑いも

取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

大谷のWS中の投手復帰は?「その可能性はゼロ。質問してくれてありがとう」

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は24日(日本時間25日)、本拠地ドジャースタジアムで報道陣の取材に応じ、大谷翔平投手のワールドシリーズでの投手復帰を完全否定した。シリーズ中の登板の可能性を問われ、「その可能性はゼロ。質問してくれてありがとう」と断言。9月中からの度重なる質問に、報道陣からは笑いが起きた。

 投手・大谷について、ロバーツ監督は9月中にポストシーズン中に復帰する可能性はゼロではないと発言。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は22日(同23日)に「あまり考えていない」としながらも「我々はどんなことにも備えている」とニヤリと笑っていた。

 昨年9月に右肘手術を受けた大谷はポストシーズン中もキャッチボールをするなどリハビリを進めているが、当初、予定させていた実戦形式の投球練習は行っていない。あくまで来年3月の日本開幕戦へ調整を進めていく方針だ。

 43年ぶりの東西の名門対決。ロバーツ監督は日本で注目されていることを感じ取っている。昨オフの大谷、山本由伸両投手の争奪戦について、「2人を獲得する時に、選手の能力と国際的な影響力を戦略的に考えている」と振り返り、「彼らの活躍ぶりやファン、彼らがチームに馴染んだ姿を見ると、完璧な結果だ。彼らの争奪戦では、アンドリュー(フリードマン編成本部長)もマーク・ウォルター(オーナー)も計算している」とチーム首脳を称えていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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