大谷翔平は「ベストなスタートではなかった」 一塁コーチが回顧…語った負傷の瞬間

取材に応じたクレイトン・マッカラー一塁コーチ【写真:川村虎大】
取材に応じたクレイトン・マッカラー一塁コーチ【写真:川村虎大】

マッカラーコーチが取材に応じた

 ドジャース・大谷翔平投手の左肩の負傷について27日(日本時間28日)、クレイトン・マッカラー一塁コーチが取材に応じた。負傷要因については不明としつつも「正直、今年の彼のスタートの中ではベストなスタートではなかったと思う」と振り返った。

 大谷は前日26日(同27日)、ワールドシリーズ第2戦の7回2死一塁で二盗を失敗した際に左肩を負傷。苦悶の表情を浮かべ、トレーナーが駆け寄った。試合後、デーブ・ロバーツ監督は亜脱臼と説明していた。27日(同28日)の第3戦前日練習ではグラウンドには顔を見せなかったが、遅れてヤンキースタジアムに入った。

 取材に応じたマッカラーコーチは「(負傷したのが)スライディングをし始めた時だったのか、ベースを掴もうとした時だったのか正直わからない。しかし生で見た時に、彼の様子は普段と違うというか、違和感があったとは思えなかった」と説明。「彼のベストなスタートではなかったと思う。それでも惜しくもアウトだったけど」と話した。

 試合後、マッカラーコーチは大谷と話していないと明かす。第3戦に出場した場合でも、盗塁の制限があるかは未定。ロバーツ監督は「もし彼が十分体調的にいいと感じるなら、出場しない理由が見当たらない」と話していたが……。一塁コーチは心配そうな表情だった。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY