大谷翔平、塁上での“異変”は「不必要な動き抑えるため」 強行出場も…CY賞右腕が解説
初回の第1打席に四球で出塁→フリーマンの先制2ランで生還した
【MLB】ヤンキース ー ドジャース(日本時間29日・ニューヨーク)
ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第3戦に「1番・指名打者」で先発出場。第1打席に四球を選んだ。しかし一塁上では、亜脱臼した左肩を固定するかのように左手でユニホームの胸付近を持つ場面も。解説者は「不必要な肩の動きを完全に抑えるため」と説明した。
26日(同27日)の第2戦で二盗を試みた際に左肩を負傷した大谷だったが、この日もスターティングメンバーに名を連ねた。そして初回の第1打席、一度もバットを振ることなく四球を選んだ。
しかし万全とはいえないのだろうか。牽制球には足から戻り、左腕で胸を押さえていた。米スポーツ局「FOXスポーツ」の解説で、1996年ナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝き殿堂入りも果たしている通算213勝154セーブ右腕ジョン・スモルツ氏は「ユニホームの首元部分を握っています。脱臼をすれば、少しばかりの断裂が起きてしまいます。炎症も起きます。完全な状態で、彼は今晩プレーすることはできません」とした。
大谷は1死からフリーマンの先制2ランでゆっくりと生還。右手でハイタッチしてワールドシリーズ3試合連発の同僚を出迎えた。