打率.083&7三振…大不振ジャッジがまるで“戦犯” 指揮官に辛辣質問「復活できない?」 

ドジャース戦に出場したヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】
ドジャース戦に出場したヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】

第3戦も無安打…WSではわずか1安打と大不振

【MLB】ドジャース 4ー2 ヤンキース(日本時間29日・ニューヨーク)

 3連敗を喫し崖っぷちに立たされたヤンキースの主砲に厳しい目が向けられている。アーロン・ジャッジ外野手は28日(日本時間29日)、本拠地・ドジャースとのワールドシリーズ第3戦に「3番・中堅」で出場したが、3打数無安打1三振1四球に終わった。ここまで3試合で12打数1安打、打率.083、7三振。本塁打と打点はいまだゼロだ。

 試合後、ヤンキースのアーロン・ブーン監督には厳しい質問が飛ぶ。「ジャッジの不振が深刻すぎて、復活できないと思いますか?」。「ノー。私はそれを信じていない」。ブーン監督は絞り出すように発し、復活を祈った。

 シーズン58本塁打144打点。圧倒的成績を残した主砲がもがき苦しんでいる。この日、初回の第1打席は空振り三振。4回先頭の第2打席は左飛に倒れた。6回1死一塁の第3打席は投手ゴロ。第4打席で四球を選んだが、反撃もここまでだった。

 プレーオフでは地区シリーズから不振に喘いでいた。後ろを打つジャンカルロ・スタントン外野手が好調なこともあり、チームはワールドシリーズまで駒を進めたが、自身は打率.140(43打数6安打)、2本塁打6打点。チームも3連敗でもう1敗もできなくなった。

 ブーン監督は「シーズンほどチャンスが巡ってくることはないかもしれないが、チャンスを生かさないといけない」と苦悶の表情を浮かべる。ジャッジについては「明日活躍する。彼はアーロン・ジャッジだ。努力が結果という形で、表れることを祈っている」。大逆転世界一には、主砲の復活は欠かせない。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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