ヤンキース、悪質な“妨害男”を第5戦で入場禁止に　声明発表「一切容認しない」

第4戦でベッツが捕球したファウルボールをファン2人が強奪、即退場となった

　ヤンキースは30日（日本時間31日）、29日（同30日）のドジャースとのワールドシリーズ第4戦で悪質な妨害行為を犯して退場となったファンについての声明を発表した。この日行われる第5戦も入場禁止とした。

　ヤンキースのファン2人は初回、ドジャースの右翼手ムーキー・ベッツの守備を妨害。トーレスの飛球を右翼ポール際で捕球したベッツのグラブをつかみ、ボールを取り出すという愚行だった。自軍ファンを退場としたことについて、ヤンキースは「甚だしく容認できない身体的接触が原因」と説明した。

　この日の第5戦は今季の本拠地最終戦となる。「選手、ファン、スタジアムスタッフの安全と警備はヤンキースタジアムで開催される全てのイベントの基本であり、妥協することはできない」と呼びかけ、「ヤンキースとメジャーリーグは昨夜のような行為を一切容認しません。これらのファンはいかなる立場でも今夜の試合に参加できません」と断言。昨夜、妨害行為を犯したファンはヤンキースの年間チケット保持者と伝えられているが、第5戦も入場禁止処分とした。

（Full-Count編集部）