野手転向2年で衝撃進化「規格外の選手」 育成24歳が示した潜在能力「将来の1番打者」
西武の育成・モンテルは2年目の今季、2軍で打率.284、12盗塁をマーク
西武の育成・モンテル外野手(本名・日隈モンテル)は2年目の今季、2軍で60試合に出場。打率.284(176打数50安打)、12盗塁の成績を残した。俊足、強肩が魅力の24歳は、野手に転向してまだ2年あまり。そのポテンシャルに「こりゃダイヤの原石だ」「規格外の選手」とファンは声をあげている。
沖縄生まれで、2歳上の兄・日隈ジュリアスさんは左腕投手として2015年ドラフト4位でヤクルトに入団し、2年間支配下登録選手だった。左肘のトミー・ジョン手術を受け、3年間育成選手として過ごし、2020年限りで退団した。
モンテルは、金光大阪高を経て投手として沖縄の独立系プロ球団「琉球ブルーオーシャンズ」に入団も、チームは活動休止。2022年に四国IL・徳島に入団し、7月頃に野手に転向した。
そして、同年10月に行われた西武の入団テストに参加。身体能力の高さを買われ、同年の育成ドラフトで2位指名されて入団した。昨季は2軍で21試合に出場し、打率.277(47打数13安打)、2盗塁をマーク。2年目の今季は出場試合数も増やし、支配下昇格への足掛かりをつかんだ。
遠投は120メートル、50メートル走は手動で5秒69を記録したというモンテル。「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeが「パテレ的プロスペクト」としてモンテルの映像を投稿すると、「見つかっちゃったな」「メチャ足速いな」「支配下チャンスが一番近いんじゃないか」「まだ野手転向3年目です」「いま一番支配下にしてほしい選手!」「近い将来の1番打者!」と期待の声が多数寄せられた。西口文也監督が率いる来季、大きな戦力となるか注目される。