初代王者・韓国、台湾に敗戦 2回に一挙6失点…グループ突破に早くも“暗雲”

野球・韓国代表【写真:ロイター】
野球・韓国代表【写真:ロイター】

韓国はコ・ヨンピョが2回に満塁弾&2ランを浴びた

「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」のオープニングラウンドは13日、グループBの台湾-韓国戦が台湾・台北ドームで行われ、台湾が6-3で勝利した。第1回大会王者の韓国は開幕カードで敗れ、グループ突破に早くも“黄色信号”が灯っている。

 韓国は2021年の東京五輪で野球日本代表「侍ジャパン」相手にも好投を見せたコ・ヨンピョをマウンドに送ったが、2回に台湾打線にのまれる。連打と四球で2死満塁のピンチを招くと、1番のチェン・チェンウェイに甘い変化球を右翼席へ運ばれ、満塁アーチを被弾した。4万人が詰めかけた台北ドームは大興奮に包まれた。

 ホームの勢いはこれで止まらない。余韻冷めやらぬ中で二塁打で続き、3番のチェン・ジェシェンがバックスクリーンへ2ラン。韓国は早々に6点のリードを許す展開となった。

 それでも4回、韓国プロ野球史上最年少21歳で今季トリプルスリーを達成したキム・ドヨンの適時二塁打、5番のパク・トンウォンの適時打で2点を返す。7回にはナ・スンヨプが代打アーチで3点差まで詰め寄るも、序盤の大量失点が響き、苦杯をなめる結果となった。

 韓国と同じグループAは日本、台湾、キューバ、ドミニカ共和国、豪州が入っている。同日に日本代表は豪州を下して白星発進。スーパーラウンド進出には各グループの上位2チームに入らなければならず、1つの敗戦が大きく響くことになる。2015年の第1回大会を制した“初代王者”に、早くも暗雲が漂っている。

(Full-Count編集部)

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