ソトは「前例のない契約を」 “1000億円級”との報道も…米記者が語る有力候補
ローゼンタール記者「FAでは奇妙なことも起こります」
今オフのFA市場で最大の大物とされるフアン・ソト外野手。ヤンキースからFAとなった26歳を巡って、複数球団が争奪戦に参加しているが、米敏腕記者は「最も起こりうるシナリオ」として金満球団が有利と見ているようだ。
米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」は19日(日本時間20日)、同番組の司会を務めるスコット・ブラウン氏と米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏による、ソトの去就についての映像を公開した。ブラウン氏は「(ソトサイドが)面談を上手にセッティングしていると思うので、それほど時間はかからないような気がします。最も高額なオファーを提示したチーム、すなわち(メッツのオーナーの)スティーブ・コーエンが獲得することが濃厚でしょうか?」と質問を投げかけた。
ローゼンタール氏は「それが最も起こりうるシナリオです。でも、FAでは奇妙なことも起こります。2011年エンゼルスに入団したアルバート・プホルス、2015年ダイヤモンドバックスに入団したザック・グレンキーが結んだ契約はショッキングでした」と、メッツ優位でありつつも過去のFA市場では大物が“意外な球団”を選んだことがあるとも。
「なので、ヤンキースがソトと再契約をしても驚きませんし、フィリーズなどの他球団が契約するかもしれません。でも、スコット・ボラス代理人とフアン・ソトの目標は最大のお金を稼ぎ、前例のない契約を結びたがっているように感じます。最も好位置につけているのは(メッツオーナーの)コーエンだと思います」と強調した。報道によれば、ソトはすでにブルージェイズ、レッドソックス、メッツ、ヤンキースと面談を行い、今週中にドジャースとフィリーズとも会談を持つという。
26歳にして通算201本塁打、出塁率.421、OPS.953、シルバースラッガー賞5回を記録する天才打者。米ニューヨーク・ポスト紙の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏によれば、契約は「7億ドル(約1082億円)に迫る金額」とも伝えられている。超高額契約を提示できる球団は限られるだけに、今後の動きにも注目が集まる。
(Full-Count編集部)