米国代表監督が爆笑会見「オオタニは出ませんよね?」 侍ジャパンは「危険なチーム」

記者会見に出席した米国代表・マイク・ソーシア監督【写真:小林靖】
記者会見に出席した米国代表・マイク・ソーシア監督【写真:小林靖】

ソーシア監督「オオタニは出ませんよね?」

「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」に出場する米国代表は20日、東京ドームで公式練習を行った。マイク・ソーシア監督は21日のスーパーラウンド・侍ジャパン戦へ向けて会見に出席。「オオタニは出ませんよね?」と切り出し、報道陣の笑いを誘った。

 ソーシア監督はエンゼルス監督時代の2018年に大谷翔平投手を指揮していた。かつての“教え子”は今季、前人未到の「54本塁打&59盗塁」を決め、3度目のMVP受賞が確実視されている。プレミア12の会見でも大谷に関する質問をされたソーシア監督は、「オオタニをリクルートするプロセスには関わっていた。自信あふれる選手だったし、身体能力は飛び抜けていた。素晴らしい選手だったので、これだけ活躍すると予見していた。素晴らしい偉業を達成し、投打で活躍するのはすごいこと」と語った。

 米国代表はオープニングラウンドAで3勝2敗で2位通過。侍ジャパンとはSR初戦の21日に激突する。「日本は基礎基本がしっかりしているチーム。守備がいい。ただ、相手がどんなプレーするかではなく、自分たちのプレーができれば。誰か一人二人でなく、危険なチームだと思っている。1球1球を大切に、自分たちがどういうプレーができるかに集中したい」と語った。

 ソーシア監督と共に会見に出席したライアン・ウォード外野手はドジャース傘下に所属。今春のスプリングトレーニングでは大谷とロッカーが近かった。「オオタニとはロッカーが近くて会話もできた。ヤマモトも3Aでプレーできた。2人から野球への愛を感じることができたし、彼らが何を考えているのか頭の中を盗み取れたらいいと思っていた。素晴らしい経験になった」。

 ウォードはオープニングラウンドで全体トップの4本塁打を放っている。侍ジャパン戦へは「興奮している。WBCで侍ジャパンの試合を見ていた。そのチームと東京で戦うのはクールなことだ。経験を楽しみたいと思います」と意気込んだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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