侍22歳は「争奪戦確実」 “世界最多”の16…米記者も称賛の嵐「メジャーリーグ級だ」

侍ジャパン・高橋宏斗【写真:小林靖】
侍ジャパン・高橋宏斗【写真:小林靖】

高橋は韓国戦と米国戦に登板…計16三振を奪った

「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は24日、東京ドームで決勝戦が行われ、チャイニーズ・タイペイ代表が野球日本代表「侍ジャパン」に勝利して幕を閉じた。全体の成績を見ると、高橋宏斗投手(中日)が大会最多タイの16奪三振をマーク。米記者から「メジャーリーグ級だ」と絶賛された22歳右腕は、ファンからも「世界に見つかった」「レベルが違う」と改めて脚光を浴びている。

 今季セ・リーグの最優秀防御率に輝いた高橋。オープニングラウンドでは韓国、スーパーラウンドでは米国戦に登板した。韓国戦こそ2失点したものの、それぞれ4イニングずつを投げ、8三振ずつを奪った。計16奪三振は隅田知一郎投手(西武)と並んで大会最多となった。

 高橋は第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも侍ジャパン入り。決勝の米国戦では5回から登板し、マイク・トラウト外野手(エンゼルス)、ポール・ゴールドシュミット内野手(当時カージナルス)から三振を奪うと、米メディア「ベースボール・アメリカ」から「タカハシはこの地球上最高の打者たちさえも追いつめることができることを証明した」と称えていた。

 そして、今大会を現地観戦していた「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者は韓国戦後に「直近ということはない」としつつも「今後数年のうちに彼はメジャーに渡るだろう」と断言。米国戦の際は「多くのMLBスカウトが観客席がいる中で、今夜ヒロト・タカハシは圧倒した」と投稿し、米国相手の8奪三振のうち6個で決め球となったスプリットについて「メジャーリーグ級だ」と絶賛した。

 同じく今大会を観戦したMLB公式のマイケル・クレア記者は「ネクストヨシノブ・ヤマモト? 彼はすでにメジャーリーグを夢見ている」との見出しで高橋を特集。将来的なメジャー入りに期待していた。大会を通じて声価を高めた22歳右腕に改めてファンも注目。「今や球界の宝」「球質、球威はメジャーでかなり通用するかと」「ポスティングしたら争奪戦は確実だろうな」「完全にメジャーに見つかったな」「メジャー向きだと思う」「私の中で今一番楽しみな選手です」などと、熱視線が送られている。

(Full-Count編集部)

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