スネル、後払い額は94億円か　米報道…大谷翔平に続く“異例の契約形態”に

スネルは5年1億8200万ドルでドジャース入り…6200万ドルが後払いに

　ジャイアンツからFAとなっていたブレイク・スネル投手がドジャースと5年1億8200万ドル（約277億円）で契約に合意したと26日（日本時間27日）、米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じた。移籍報道直後から後払い契約が含まれていると言われていたが、米記者は「6200万ドル（約94億円）」と伝えている。

　スネルは2011年ドラフト1巡目追補（全体52位）でレイズ入り。2016年にメジャーデビューし、2018年には21勝5敗、防御率1.89でサイ・ヤング賞を獲得。2022年にはパドレスで14勝9敗、防御率2.25で2度目の栄誉に輝いた。今季は2年6200万ドル（約94億円）でジャイアンスに加入。ノーヒットノーランを達成するなど、20先発で5勝3敗、防御率3.12の成績を収め、オフにオプトアウトしてFAとなっていた。

　契約金は5200万ドル（約79億6100万円）で、米全国紙USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者によると後払い金額は6200万ドル（約94億円）にのぼるという。また、トレード拒否条項は含まれていないものの、仮にトレードされた場合は500万ドル（約7億6000万円）が支払われるという。

　ドジャースは近年、スター選手との契約時に後払いを組み込むケースが多い。昨年10年総額7億ドル（約1066億円）で契約を結んだ大谷翔平投手は、97％が後払いという異例の契約形態が話題を呼んだ。また、ムーキー・ベッツ内野手は12年総額3億6500万ドル（約566億7000万円）のうち1億1500万ドル（約175億円）、フレディ・フリーマン内野手も6年総額1億6200万ドル（約249億円）のうち5700万ドル（約86億7900万円）が後払いとなっている。

（Full-Count編集部）