大谷翔平は1年目と「全く違う」 エ軍でも一緒、ド軍コーチが明かす“成長”「世界で最高の選手」
ド軍三塁コーチのディノ・イーベル氏が大谷の“成長”を語った
ドジャースで三塁コーチを務めるディノ・イーベル氏が27日(日本時間28日)、「ファウル・テリトリーTV」が放送する米ポッドキャスト番組「ドジャース・テリトリー」に出演した。2018年にはエンゼルスのコーチを務めており、当時と現在を知る数少ない1人。選手としても人間としても大きく成長を遂げたこと、代わらぬ礼儀正しさなどについて明かした。
58歳のイーベル氏は、大谷が入団した2018年までエンゼルスのコーチを務めた。翌2019年にドジャースの三塁コーチに就任。2020、2024年のワールドシリーズ制覇に貢献した。番組内でイーベル氏は、司会のアラナ・リゾさんから「あなたはエンゼルス時代のショウヘイ・オオタニも知っています。人として、選手として彼はどう成長しましたか? 最大の変化を教えてください」と問われた。
イーベル氏はまず、エンゼルス1年目の大谷を回顧した。「2018年はまだ皆のことを知ろうとしている段階でした。(当時も)二刀流でしたが、ルーティンは今とは全く違いました。(当時のエンゼルス監督)マイク・ソーシアは練習量を制限する必要がありました。投手の準備をしている時は、打つことはできませんでした」と説明。「月日が経ち、(ルーティンは)変わりました」と続けた。
さらに「彼はより大きく、強くなりました。スピード(走力)は維持しています。私はドジャース7年目のシーズンに入りますが、エンゼルス時代のショウヘイも見られたことで、攻撃面で彼の成長を感じることができました」と解説。「人としても彼は(更に)成長しました」とし、イーベル氏がドジャースに移籍した後の、昨年までのエピソードを披露した。「彼はとても忙しい人間ですが、対戦した時はいつも私の元に来て(挨拶し)10~15分くらい、談笑してくれました」と明かした。
「彼がやっていることはインクレディブルです。投打片方ですら難しいのに、MLBで二刀流をやっているということは、何年も言ってきましたが、世界で最高の選手ということです」とイーベル氏。賛辞が止むことはなかった。
(Full-Count編集部)