大谷翔平、衝撃の“16冠” MVPに続く快挙…前人未到の偉業が1位「唯一無二のシーズン」
MLBネットワークの2024年トッププレー100
功績にまた“タイトル”が加わった。米放送局「MLBネットワーク」は28日(日本時間29日)、2024年シーズン最高のプレーを選出する「プレー・オブ・ザ・イヤー」を発表。ドジャース・大谷翔平が前人未到の「50本塁打-50盗塁」を達成した9月19日(同20日)のマーリンズ戦が堂々の1位に選ばれた。
大谷はこの日、自身初の3打席連発を含む6打数6安打10打点2盗塁の離れ業を成し遂げ、史上初となる「50-50」を達成した。「49-51」で迎えた第5打席で、左翼席へ打球速度109.7マイル(約176.5キロ)、飛距離391フィート(約119.2メートル)、角度27度の一発を放ち、大台に到達。現地実況は「唯一無二の選手、唯一無二のシーズン」と絶叫して快挙を称えたのも印象的だった。
MLB公式のHPに記載されているスタッツだけを見ても、134得点、54本塁打、130打点、出塁率.390、長打率.646、OPS1.036、99長打、411塁打、ISO(長打率-打率).336、本塁打率11.78の“リーグ10冠”。シーズン中には週間MVPを4回、月間MVP(9月)1回、本塁打、打点の“7冠”。さらに老舗スポーツメディア「スポーティング・ニューズ」選出の年間最優秀選手には、メジャー最多58本塁打&144打点のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)を退けて受賞。選手会選出のナ・リーグ最優秀野手、正力松太郎賞特別賞にも選ばれている。
14日(同15日)には卓越した打者をファン投票などで選出する「ハンク・アーロン賞」、最も活躍した指名打者(DH)に贈られる「エドガー・マルティネス賞」、今季活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」の「ファーストチーム」DH部門に選ばれ、1日で“3冠”を達成した。そして21日(同22日)にはナ・リーグMVPも受賞して今季“15冠”に。さらに「MLBネットワーク」の「プレー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、“16冠”まで到達した。
同ランキングの2位は、ワールドシリーズ第1戦でドジャースのフレディ・フリーマン内野手が放ったサヨナラ満塁アーチが選出。そして3位には、8月23日(同24日)のレイズ戦でサヨナラ満塁弾を放ち、史上6人目の「40-40」を達成した大谷がランクインした。ちなみに、MLB機構が7日(同8日)に発表した、今季最も素晴らしい瞬間を讃える「レジェンダリー・モーメント賞」には、大谷の「50-50」も最終候補に選出されていたが、フリーマンの満塁弾が栄誉に輝いている。