西武・平良海馬が保留「サインできない状況」 先発希望も…球団は救援要請で「平行線」

契約更改交渉に臨んだ西武・平良海馬【写真:宮脇広久】
契約更改交渉に臨んだ西武・平良海馬【写真:宮脇広久】

「配置が決まらないと金額も決まらない」年俸やメジャーの話には至らず

 西武・平良海馬投手が3日、球団事務所で契約更改交渉に臨み、保留した。会見で「サインはしていないです」と明かした。理由については「配置です。先発か中継ぎかの件で、サインできない状況です」と説明した。

 先発転向2年目の今季序盤は、先発で5試合1勝2敗、防御率1.42をマークしていたが、右前腕の張りで5月9日に出場選手登録を抹消。1軍復帰まで3か月を要した。8月8日に再登録されてからはリリーフに回り、17試合で2勝0敗9ホールド、防御率2.12。今季トータルでは22試合で3勝2敗9ホールド、防御率1.66だった。

 平良は先発を希望しているが、球団はリリーフを要望しているという。「平行線。しっかり話し合っていきたい」「配置が決まらないと金額も決まらない」などと話し、「データから見ても、先発の方が貢献できますと伝えました」とアピールした。

 西口新監督からは11月初旬に救援転向を打診され「考えます」と返答。同下旬に再度会って話をしたという。球団とはこの日を含めて2度話し合いを行ったが、結論は出なかった。

 以前からメジャー移籍の希望を球団に伝えていた平良は、11月15日に25歳となった。25歳未満の選手がMLB球団と契約を結ぶ際はマイナー契約に限られ、契約金・年俸や所属球団に支払われる譲渡金が低く抑えられる“25歳ルール”の対象から外れた。しかしこの日はメジャーの話には至らなかった。

(Full-Count編集部)

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